半年後に高校生になる長女が電子辞書が欲しいというので買い与えました。
シャープ / 電子辞書 Brain 高校生モデル PW-SH6 （ホワイト）
自宅で英語を勉強するときは既に紙の辞書ではなくスマホや PC で単語を調べているのが現代っ子らしいところですが、学校は授業中スマホ禁止だけど電子辞書は OK ということで。買ったのは高校生向けの定番、その名もズバリ「高校生モデル」ですが中三でも十分役に立つようです。
電子辞書も今では大半のメーカーが撤退し、残っているのはシャープ Brain かカシオ EX-word かの二択状態。店頭で長女と触り比べた結果、液晶の見やすさやキーボードの打ち心地などの点で Brain を選びました。EX-word は液晶の鮮明さが Brain に比べて一世代前に見えたんですよね。
なお購入に際してはクマデジタルさんのエントリーを参考に、型落ちの 2019 年モデルを選びました。
なお電子辞書を買う場合は、ハードウエア的には停滞しているので割安な１年前のモデルを買うのが良いと思います。新型だと３万円超えのモデルが、１年経つと２万円前後になりますので。
確かに電子辞書なんて頻繁にプラットフォームが変わるものでもないし、辞書も毎年は改訂されませんからね。2019 年モデルと 2020 年モデルの違いはヒンジ部の物理的な形状が若干異なる程度で、ハードウェア的にもソフトウェア的にもほぼ同じようです。
サイズ感はニンテンドー 3DS LL とほぼ同じ。使っている様子は辞書を繰っているというよりもゲームをしているように見えます（笑。
充電は microUSB。ヘッドホン端子のほかに microSD カードスロットがついていて別売の辞書コンテンツを追加できるほか、MP3 や JPEG 画像の再生にも対応するようです。まあイマドキそういう用途にはスマホを使うほうが普通でしょうが。
キーボードは QWERTY 配列。小さいボディに最大限のサイズでキーを詰め込んでいるため、[決定][削除][戻る] などのキー配置にちょっと違和感がありますが、まあ慣れですかね。私は PC のキーボード感覚で使うので [削除] のつもりで電源ボタンを押してしまうのが困りました(´д`)。キー配列という点では EX-word のほうが幾分自然ですが、まあ五十歩百歩ですね。
また機能選択には一度ホーム画面に戻る UI が当たり前になったスマホ時代において、国語／漢字辞書と英和／和英辞書のダイレクト起動キーがついているのは実用的。
この電子辞書の最大の美点である液晶。高コントラストで鮮やか、とても見やすい。ただグレアパネルかつタッチ操作対応なので指紋がつきやすいのが難点。アンチグレアタイプの液晶保護シートでも貼ってやりますかね。
収録コンテンツは英語系だけでこんなにたくさん入っています。私が高校生だったときもせいぜい英和辞書 2 種類くらいしか持っていなかったので、こんなにたくさん入っていても本当に使い分けられるのかちょっと疑問なレベル。上位モデルにはさらにハイレベルな英和辞書や英英辞書まで収録されているらしいですが、それを必要とする学生さんはごく限られるのではないでしょうか。私は現役高校生や教育関係者じゃないから判りませんが…。
辞書の検索は一文字入力するごとにインクリメンタルで絞り込まれていきます。二十数年前、紙の辞書を繰っていた自分の苦労は何だったんだと言いたくなる便利さ。でもこの時代、紙の辞書を繰るのは中学生までで十分だろうと思っています。辞書のページをめくる時間があるならその分知識を増やすことに使った方が良い。
ちなみに Brain にはタッチペンが付いていて、これで手書き入力することもできます。ペン操作している姿はもう完全に 3DS（笑。
しかしこの手書き入力は認識が遅い上に誤認識も多くて、ちょっと実用にはならないかな。
キーボード面を反転させ、画面を縦向きにすることで片手で使うことも可能。通学中などの電車内で英語を学ぶのに適したスタイルと言えます。長女の場合は電車に乗っている時間は短いので、そこまでして勉強することもないとは思いますが。
キャリングケースもいくつか発売されていますが、そもそもの選択肢が少ない上にデザイン的にも野暮ったいものが多い。もしかしてサイズ的には 3DS LL 用ケースが使えるんじゃね？と思って合わせてみたらこれが専用品かのごとくジャストフィット。長女も「これで十分では」と納得していたので、これを使ってもらうことにしました（笑。もう 3DS でゲームすることもほぼないですし。
自分用ではないのでちょっと借りて触らせてもらった程度ですが、高校生にはオーバーキルなほどに高機能で使いやすい電子辞書だと感じました。少なくとも高校卒業までは役に立ってくれるに違いありません。
ちなみに私が使っているメイン英和／和英辞書は Google 翻訳と DeepL です（笑。
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