新宿「アカシア」のロールキャベツシチューと極辛カレー

先日かなり久々に新宿に行く用事がありまして。せっかくだから新宿ならではのものを何か食べて帰ろうと思い、スタジオアルタ裏手にあるこちらのお店へ。

老舗の洋食レストランです。
この店はロールキャベツが有名。ロールキャベツといえば『孤独のグルメ』で主演の松重さんがいつか劇中でロールキャベツを食べたいと話していて、お店の雰囲気的にもこの店が有力候補なんだろうと思っていたのでした。しかし実際に採用されたのは銀座の地下バーのロールキャベツ定食とか、さすがにそれは予想できなかった(;´Д`)。
でも個人的にもこの店のロールキャベツを一度食べてみたいとは思っていたので、この機会に来てみました。

お昼前に到着したところすぐに店内に通されましたが、私の後には行列ができていました。この界隈ではかなりの有名店なだけはあります。

内装は老舗らしい年季を感じる、けど古くささはなくて落ち着きます。こういう店、けっこう好き。

看板メニューはもちろんロールキャベツ。単品メニューもあるけど、洋食レストランらしくコロッケやカレーとのセットメニューもあり。

せっかく来たからにはいろいろ食べたい。ここはセットメニューでいってみようじゃないの。

というわけで、頼んだのは「極辛カレーとロールキャベツシチュー」。カレー好きとしてはやっぱりコレでしょう。

ロールキャベツとカレー、それぞれ単品でも幸せになるメニューなのに、その両方がまとめて味わえるとは。これは幸福度高い。

まずはロールキャベツシチュー。単なるロールキャベツじゃなくて、シチューに入ったロールキャベツ。
シチューは一見クリームシチューっぽいんだけど、味が全然違う。かなり濃厚なホワイトシチュー。どうやら乳製品を使わない小麦粉ベースのブラウンシチューらしく、この濃さにも納得。

ロールキャベツはハンバーグが丸々一個入ったような、みっちりボリュームのあるロールキャベツ。シチューの味の濃さも相まって、これは単品でもお腹いっぱいになりそう。

そして極辛カレー。確かに辛そうな見た目。
ポットの中には骨付きチキンがごろっと二本、これもまた食べ応えがありそう。

カレーはたくさんの野菜やスパイスを長時間煮込んだことが分かる程良いコクと甘み。
スパイスの刺激はあるけど、「極辛」の名から想像されるような激辛じゃなくて食欲を刺激するちょうど良い辛さ。どうやら「極辛」はすごく辛いではなく「おいしい辛さを極めた」の意味らしい。

カレーの刺激と、濃くもやさしいロールキャベツシチュー。この味の反復横跳びでいくらでも食べていられそうな気がしてくるし、ライス並盛りではちょっと力不足だったかも。

満足感の高いランチでした。
新宿に来たらまたたまに食べに来ようと思います。オーソドックスにポークソテーやクリームコロッケもいいし、シチューとカレーがこれだけおいしいならハヤシライスもうまいに違いない。

ごちそうさまでした。