仕事絡みでスマホの USB-C から HDMI に映像出力したい案件があったので、変換アダプターを購入しました。
Anker / PowerExpand+ USB-C & HDMI 変換アダプター
USB 小物では安心の Anker 製品を今回も選択。この手の USB 機器は中華ブランド品が大量に出回っていますが、最近でももろに Anker フォロワーブランドだった AUKEY がサクラレビュー問題で Amazon での販売停止措置がとられたのをはじめとして販売方法や製品品質が怪しいものが多くて。Anker も中国メーカーですが、このへんの安心感だけは(比較的)あります。
なんということはない USB-C を HDMI に変換するアダプターなのですが、USB/HDMI 双方のコネクターカバーがアルミ製だったりケーブル被膜がナイロンメッシュ製だったり、耐久性と質感が高いのは良い。これで ¥2,000 ですからね。
ちなみに Android スマホでの映像出力ですが、スマホ本体が DisplayPort Alternate Mode に対応している必要があります。具体的には Snapdragon 8xx 系などの SoC を搭載したハイエンドモデルくらいしか対応していないので注意が必要です。
Xperia 5 II を PC ディスプレイに接続してみました。このディスプレイは USB-C 直接入力に対応しているからこういう使い方をする必要はないんですけどね。
スマホ画面が問題なくミラーリングされて映った…のですが、Xperia 5 II の 21:9 ディスプレイをミラーリングしているから上下に黒帯が出てしまっています。その中でさらに横に黒帯がついた 16:9 映像を再生しているので、表示領域がかなりもったいない状態に。こういうのがあるから特殊なアスペクト比のスマホはあまり好きじゃないんだよなあ…。
ちなみに上の写真はスマホ側で Netflix を使っている状態なのですが、ここでスマホ側の Netflix 画面をピンチアウトすると、
映像が画面の横幅一杯に表示されるようになります。
ただ 16:9 の映像を 21:9 の画面一杯に引き伸ばしているため、上下に黒帯が出てしまうのは変わらず。
また、よーく見るとディスプレイ側に表示されている映像自体が縦方向に微妙に圧縮されているように見えます。
入力信号を確認してみたところ、1,280×800 の映像信号として認識されている模様。アスペクト比を合わせるなら 1,280×720 で認識されていなくてはならないはずで、縦に 10% ほど圧縮されている理由はこれか。
なおテレビに繋いでみたところ、PC ディスプレイよりもさらに狭い領域に表示されてしまいました。
こちらは 1,024×768 で認識されているのか…。
試しにノート PC の USB-C にこのアダプターを繋いで映像出力してみたところ問題なく表示できたので、このアダプターが悪いのではなくスマホ側の出力解像度に問題があるものと思われます。でも PC と違って出力解像度を変更できるわけではないのが悩ましいところ。4K とは言わないまでも 1,920×1,080 で出力できるモードは用意しておいてほしいですね…。
あと、もののついでに USB-C/A 変換アダプターも買っておきました。
Anker / USB-C & USB 3.0 変換アダプター
スマホと PC の間を USB メモリーでデータコピーしたいことが稀にあるので購入。
USB-C のオスと USB-A のメスが繋がっただけのシンプルなアダプターです。これもまたコネクターカバーがアルミ製でカッチリした質感。
形状はほぼ USB-A ジャストサイズ。角張っているので機器によっては USB-C 側のコネクターと干渉して挿さらないケースがありそうです。そういう場合はコネクター直結タイプのアダプターではなく USB-C 側のコネクターが細い変換ケーブルのほうが良さそう。
こちらはスマホで使う分には可もなく不可もなし。
今回はいずれもスマホ用のつもりで買いましたが、最近は PC でも USB-C のみという機種も増えてきているし、とりあえず買っておくと重宝することもあるでしょう。例えば新 VAIO Z を買うならこの USB-C/A アダプターはあと 1~2 個買っておいても良いかもしれません。
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