スポンサーリンク

EPSON EW-M873T

調子が悪いと言っていたプリンター、年賀状シーズンまでに買い換えればいいやと思っていたところ、家族から早く買い換えてほしいというクレームが。模試だなんだと重要な印刷物が必要なタイミングで本格的に故障したら困るとのこと。それもそうかと思い、えいやっと買い換えました。

エプソン / エコタンク搭載モデル EW-M873T

EPSON EW-M873T

結局事前検討のとおりエプソンの EW-M873T にしました。下位モデルはディスクレーベルプリント機能がないので除外、A3 は滅多に使うことがないということで A4 対応のエコタンク上位モデルを選択。
エプソンからは引き続きインクカートリッジモデルも発売されていますが、店頭で印刷サンプルを比較させてもらったところ 6 色インクのカートリッジモデルと 5 色インクのエコタンクモデルでは精細感にはほぼ差がなく、カートリッジモデルのほうが階調表現には優れているものの、エコタンクモデルはメリハリの効いた印刷で、正直言って好みの差レベルかなと感じました。個人的には写真プリントを日常的にするのでなければエコタンクモデルで十分かと思っています。

我が家ではプリンターは防湿庫の上が定位置になっているんですが、横幅が防湿庫にジャストサイズ。従来の A3 モデルは少しはみ出ていたのがスッキリしました。

EPSON EW-M873T

エコタンクモデルのインクはカートリッジではなく詰め替えボトルで提供されます。以前なら詰め替えボトルは激安互換インクが採っていた方式でしたが、今ではメーカー自らがこの方式を採用するようになりました。まあ家庭でのプリント需要が減っている状況下では消耗品で利益を稼ぐビジネスモデルは長い目で見て持続しないし、今まで互換インクを買っていたユーザーに純正を買ってもらうように仕向けた方が良いという判断なのでしょうかね。
カートリッジ方式で年間 1 回以上インクを買い換えていたユーザーであれば、エコタンクモデルに買い換えた方が 5 年間のトータルコストでは安くなるとのことです。我が家は年間 2 回くらいインクを購入していたので、十分ペイする計算。

なお EW-M873T のインクはモノクロ印刷用のマットブラック(顔料インク)+カラー印刷用の染料インク 5 色で、下位モデルよりもカラーインクが 1 色(グレー)多くなっています。
ボトルのラベルにも買い換え時の目印になる「トビバコ」が明記されるようになりました。エプソンのインクは以前から「ふうせん」「さくらんぼ」などの目印がパッケージに印刷されていて分かりやすかったのですが、カートリッジ自体には記載されていなかったので購入時に「どれだっけ?」となりがちだったので、ボトルに明記されるのは助かります。

EPSON EW-M873T

購入後の初期セットアップは以前ならまずカートリッジを挿入するところから始まっていたのが、エコタンクモデルではタンクにインクを注入する手順になりました。

EPSON EW-M873T

スキャナーユニットを開けるとインク注入口にアクセスできます。このインク注入口の蓋にもちゃんと「トビバコ」が明記されるようになったのが素晴らしい。インクの購入時にもこれでもう迷いません。

EPSON EW-M873T

該当するタンクにインクボトルをセットすると自動的にインクが注入されます。インクボトルは単に逆さにしただけではインクが出ず、タンクにセットした時点で初めてストッパーが解除されてインクが出るのと、逆に満杯になったら自動的に止まるようにできており、ユーザーはタンクにインクボトルをぶっ挿したらあとは満杯になるまで放置するだけ。ただ、ボトルを外す際にはゆっくり抜くとストッパーが閉まる前にインクが垂れてきてしまうので、サッと抜き取るのがポイントです(私は一度こぼしました)。

EPSON EW-M873T

でもこれユーザーが詰め替えるということは入れる色を間違えたら大変なことになるよなあ…と思ったのですが、よく見るとインクの差込口に切り欠きがあって異なる色のボトルは挿せないようになっているんですね。誰でも深く考えなくても確実にインクが充填できる構造からインク購入時の配慮まで徹底していて素晴らしい。久しぶりにプリンターで感動しました。

EPSON EW-M873T

本体前面には各色のインク残量が見える窓がついています。しかし透明度の高くない乳白色でちょっと分かりにくいかな。まあインク残量はプリンタードライバー側からも見えるからあまり困りませんが。でも PC を開かなくてもインク残量が確認できるのは、例えば年賀状シーズンに作業に取り掛かる前にインクの購入判断ができて、ちょっとしたことだけど助かります。

EPSON EW-M873T

また今まで使っていた機種にはなかった機能として、メンテナンスボックス(廃インク吸収パッド)がユーザー交換可能になりました。以前使っていた機種を修理に出した際に「廃インク吸収パッドのキャパシティが減ってきているので、次回修理の際には有償交換が必要そう」と言われたことがありましたが、今はこれも消耗品として交換可能なんですね。廃インクがインクタンクよりも高い位置のパッドに吸収されていくというのはちょっと奇妙な感じがしますが、これの交換のために修理扱いでメーカーに送らなくても良いのはありがたい。

とりあえず何枚か書類を印刷してみましたが、顔料インクのおかげなのかモノクロ印刷が従来機よりも高速になっていて驚きました。文字の滲みが少ないのも良いですね。最近は写真よりも家族の書類印刷に使うことのほうが多いので、これは無理して旧機種を延命せずに買い換えて正解でした。
我が家のプリンターは 6~7 年周期で買い換えているので、この機種にもそれくらい頑張ってもらおうと思います。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました