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シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を試す

先日『孤独のグルメ』の聖地巡礼で府中の中華料理店に行ったときのこと。
お店はどの駅からも遠くて二十分以上歩かなくてはなりませんが、この暑い中そんな距離を歩く気は起きません。バスという手もあるけど、行き慣れない地域のバスは乗り場や降り場がよく分からないし、料金も前払いか後払いか分からず戸惑いがち。それならシェアサイクルを使った方がいろいろと楽じゃね?と思い至り、利用してみました。

HELLO CYCLING -どこでも借りられて好きな場所で返せる自転車シェア

HELLO CYCLING

私は普段ドコモ・バイクシェアを利用しているのですが、府中市をはじめとする多摩エリアではサービスを展開していない地域が多いようです。逆にこの地区で普及しているのはソフトバンクの系列会社が運営する「HELLO CYCLING」。このサービス自体は都心部でも展開していますが、ドコモに比べるとポート数が少なくてちょっと使いづらいんですよね。しかし府中・国分寺・調布・狛江市あたりから川崎あたりまでの多摩川沿いは HELLO CYCLING の独壇場という感じ。

料金は ¥70/15min. でドコモよりも少しだけ安い。しかし絶対額よりも課金単位が 15 分というのが使いやすいと感じます(ドコモは 30 分)。また私はワンタイムでしか利用しないので月額基本料がかかったりしたらやめようと思っていたのですが、初回登録料が ¥100 かかるだけ。かつこの ¥100 もクーポンで返ってくるので、実質無料で使い始めることができます。

HELLO CYCLING

アプリはドコモよりも情報量が多くて見やすい。また各車両のバッテリー残量がアプリ上から確認できるのも便利です。ドコモは実際にポートに行くまで電池残量が確認できず、予約して現地に行ってみたら電池切れ…ということが少なくなく、予約が事実上機能していませんでしたからね(ドコモ・バイクシェアも最近のバージョンアップでようやくアプリから電池残量が見えるようになりました)。

HELLO CYCLING

支払い方法はキャリア決済または PayPay。PayPay があるあたりがソフトバンク系らしいところですが、ソフトバンク以外のキャリア決済にも対応しているのはありがたい。私は d 払いで決済しました。

HELLO CYCLING

今回は府中市新町の中華料理店に行くのに、武蔵野線の北府中駅近くにあるポートを利用しました。ポートには大きな黄色い看板が出ているのも、ドコモよりも分かりやすくて良い。

HELLO CYCLING

車両は基本的にヤマハの電動自転車 PAS を採用しているようです(ドコモはパナソニック)。
フレームがホワイトで悪目立ちしないのが良いところ。ドコモは真っ赤だからいかにもシェアサイクルに乗ってる感が少し恥ずかしいばかりか、シェアサイクルじゃない赤い自転車を見かけても「バイクシェアかな」と思ってしまうくらいですからね…。

HELLO CYCLING

制御端末はハンドルバーに設置されています。ドコモは後輪のキーロック付近にありますが、自転車の電動アシストの操作パネルがハンドルにあるからレンタルの制御端末もハンドル付近にあったほうが楽なんですよね。ドコモ以外のシェアサイクルを初めて利用しましたが、ドコモには見習ってほしい部分が多々あることに気がつきます。

HELLO CYCLING

予約時に発行された暗証番号を制御端末に入力するとロック解除されて乗ることができるようになります。

北府中からだと徒歩で三十分くらいかかるお店まで、自転車で風を感じながら十分ほどでついてしまうのは快適。
お店の付近にはポートがなかったから食事中ずっと借りっぱなしの状態でお店近くに駐輪していましたが、二時間借りても ¥560 ですからね。暑い中バス停まで歩いたりバス待ちすることを考えれば自転車の方が良いとさえ言えます。

HELLO CYCLING

返却時はポートに駐輪して制御端末で [RETURN] を押すだけ。

ただしドコモと違うのは、ポートによっては返却可能台数の制限があり、満車だと返却できないこと。まあドコモはポートと時間帯によっては自転車が溢れ返ってカオス状態になっているので、ある程度はやむを得ないところでしょう。代わりにアプリに「返却予約」機能が実装されており、返却時に空いているポートを探して予約しておくことで「ポートに着いたけど返せない」という状況を防ぐことができます。

HELLO CYCLING

全体的にドコモ・バイクシェアよりも洗練されていて利用しやすいサービスだと思います。まだ二回しか利用していませんが、自転車のハードウェアもドコモほど劣化している個体が少ないように感じました。最近のドコモはチェーンのオイル切れは当たり前、タイヤの空気が抜けていたりブレーキの効きが極端に悪かったりして安全上の問題がある個体も少なくなく、あまり積極的に利用したいサービスではなくなっているんですよね。それに対して HELLO CYCLING はチェーンオイルはちょっと微妙だけどそれ以外はマシなように見えます。まあドコモとは運用台数も利用頻度も違うから同じ土俵で比較はできませんが、安全に関わるサービスだけに重要なポイントです。

私は今までドコモ・バイクシェアしか利用したことがありませんでしたが、HELLO CYCLING は都心でもちらほら展開はしているようなので、外出先でシェアサイクルを使いたくなったときにはエリア次第で併用していこうと思います。

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