[ Sony RX1 ]
北海道出張の最終日は純粋な移動日だったので、せっかく来たからには帰る前に観光していこう、と思って、早起きして北へ。とはいっても、その日のうちに新千歳空港に戻って飛行機に乗らなければならないので、そう遠くへも行けません。そんなわけで、札幌から比較的アクセスしやすい場所、小樽まで足を伸ばしてみました。
小樽は札幌から電車で 40~50 分。札幌からなら普通に日帰りできてしまえる距離です。目的は、北海道らしい港町の風景と、海鮮(笑
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駅から歩いて行ける距離にある、小樽港を目指します。途中、海風に晒されて古びた建物がたくさんあって、とても浸れる感じ。でも、どこか懐かしい。港町だけあって、故郷の風景にどことなく似ています。
小樽に着いたとき、現地は小雨が降っていましたが、個人的にはこれくらい薄曇っているほうが、港町の原風景っぽくて好き。
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なんとも言えず、昭和だなあ。札幌中心部の大都会ぶりとは対照的な、時間が止まったかのような光景ですらあります。
[ Sony RX1 ]
駅から 15 分くらい歩いて、小樽港に到着。あまり観光の時期じゃないからかもしれませんが、静かな港です。
でも、漁船に混ざって自衛隊の護衛艦が泊まっているあたりは、私の故郷の港とは雰囲気が違いますね。
[ Sony RX1 ]
でも、海風やこの匂いは、私の知っている港町そのもの。
この風…この肌触り、この匂いこそ港町よ(ぉ
[ Sony NEX-7 / Sony E 18-200mm F3.5-6.3 OSS ]
波止場の近くでは、ウミウが朝食の漁をしていました。ウチの近所ではカワウはよく見かけるけど、ウミウってもしかして初めて見たかも。懸命に海中に潜っては、魚(カレイですかね)を獲っていました。彼(彼女)にとってこの日は豊漁だったようで。
[ Sony RX1 ]
写真を撮りながら歩いていると、なんかいい感じだなあ、昭和っぽいなあ、と感じる場所に出くわしました。
でも、どこかで見たような場所だなあ…と、記憶を辿ってみたら…あ!
[ Sony RX1 ]
ここ、映画『探偵は BAR にいる』の第一弾のロケに使われた場所(海上観光船乗り場)じゃないですか!そういえば、忘れていたけどクライマックスのちょっと手前で小樽が舞台になっていたのでした。
完全にノーマークだったけど、結果的にすすきのと併せて聖地巡礼してしまったことに(笑。
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そうこうしているうちに、雲の切れ間が見えてきました。
[ Sony RX1 ]
…というより、一面の曇天から、なんだかあっという間に快晴に(笑。
私がここに来るまで抱いていた先入観(北国の漁港、って多かれ少なかれ私の故郷の風景に似ていると思っている)では、小樽って快晴よりも曇りがちの空のほうが似合うと考えていましたが、こういう秋晴れも、紅葉が進んできた風景とのマッチングという意味ではとてもいい。
[ Sony RX1 ]
廃線の線路がまだ残されていたり。こういうのも、自分の幼い頃の光景(今ではなくなってしまったけど、子どもの頃には近所に廃線があった)と重なります。やっぱり、ここの風景は、なんだか懐かしい。まあ、私の故郷のほうがよっぽど田舎ですが(笑。
[ Sony RX1 ]
ふと前を通りがかった小樽市総合博物館が、文化の日で入館無料とのことで、ちょっと冷やかしてみました。そしたら、鉄道の引退車両がたくさん展示されているんですね。しかも、SL「アイアンホース号」の構内デモランまでやっているし。私は鉄ちゃんではないのでこのありがたみはよく分かりませんが、SL が目の前を走ったり、展示車両の機関室に入れたり、子どもの頃を思い出してちょっとワクワクします。
[ Sony RX1 ]
現地に来るまで知らなかったんですが、小樽にはなんと人力車も走っているんですね。観光都市化しているとは知っていたけど、ここまでとは(笑。
周囲を見回してみると、観光客は日本人よりも中韓から来ていると思われる人のほうが多いことに気づきます。札幌も中国人観光客がたくさんいたけど、ここもとは。
[ Sony RX1 ]
私はいかにもっていう観光があまり好きではないので、特に目的もなくぶらぶら歩き回りながら写真を撮る、という感じで半日過ごしましたが、小樽、堪能しました。知らない街の写真を撮る、というのはとても刺激になります。そして「特に目的もなく過ごす」という時間の使い方を数ヶ月ぶりにしたので、とても良いリフレッシュになりました。
派手さはないけど、だからこそ落ち着けるいい街だなあ。また来たい。
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