先日購入したタミヤのパニガーレ S、組み立て始めたら楽しくて一気に仕上げてしまいました。
タミヤ / 1/12 DUCATI 1199 パニガーレ S
イタリア製の真っ赤なバイク。これはただ飾っておくだけでも映えますね。
サフなしの缶スプレー塗装ですが、二度吹きしたのもあってかよく発色してくれています。さらにクレオスの光沢プレミアムトップコート(フレーム部分は半光沢)を施し、仕上げにタミヤのモデリングワックスをかけて磨いたところヌラッとした光沢が出てきました。水研ぎすればもっと滑らかでツヤツヤになるんでしょうが、そこまでは手間をかけていられないのでこれで満足。
組みながら面白いと思ったのは、Ninja H2R が駆動部品+フレーム+カウルという構成だったのが、パニガーレ S にはフレームが存在せず個々の機能部品が構造材としての役割も担っていること。フレームもないのに組み立てていくうちにバイクの構造が成立していくのは目から鱗でした。
またカウルもイタリア車らしい有機的な曲面が繋がる美しいボディラインが印象的で、眺めているだけで溜息が漏れてきます。
フロントフォークを中心としたディテールアップパーツ。ここは目立つ箇所でもあるので、塗装せずともこの質感を出してくれるだけで一気にリアリティが出てきます。
ちなみにディテールアップパーツはフロントブレーキディスクのハトメ的な超細かいパーツもあって、これはディスクにピンバイスで穴を開けた上で接着します。この作業が最も細かかった(汗
先日作った Ninja H2R もそうでしたが、フレームやカウルの一部がビス留めになっているのも質感向上に一役買っています。
リヤサスペンションのリザーバータンクにもディテールアップパーツ。ダンパースプリングの黄色がいいアクセントになっていますが、これは部品としては黒色で、イエローのガンダムマーカー+エアブラシシステムで塗装してみました。メタルプライマーなしで食いつくか不安でしたが、しっかり隠蔽・発色していて素晴らしい。この差し色があるとないとでは外観の情報量が大きく違ってきますからね。
ハンドル周りの超細かい部分にもディテールアップパーツ。これがあるおかげで、細かく塗り分けしなくても成型色だけでそれなりに完成度が高く見えます。安くはないパーツだけどこれがあるだけで時短&超絶ディテールアップが図れて、これは買って大正解でした。
サイドカウルの中。普段は見えないので塗り分けはそれなり。黒とシルバーのフレームは成型色で、シルバーはよーく見ると成型色のムラが見えますが、モールドが細かいこともあってあまり気になりません。いくつかのパーツをチタンゴールドで塗装するだけで仕上がりが随分良くなります。この状態で飾っておいても見栄えがしますね。
部分塗装のこだわりはエキゾーストパイプとマフラー。マフラーはマスキングしてほぼ指定通りに塗り分けただけですが、エキゾーストパイプは白い成型色にチタンゴールドを吹いた上からガンダムマーカーのヘビーガンメタリックをグラデーション風塗装して焼きつきを表現してみました。実車のエキパイの写真を参考にしたらそれなりにイイ感じに仕上がって自己満足。ここだけはカウルから一部露出しますからね。
着手する前はうまくできるか少し不安もありましたが、思っていた以上に美しく仕上がって大満足。Ninja H2R よりもよくできたという自負があります。
鮮やかな赤、というのがまたイイ。やっぱり自分で塗装したほうが思い入れが強まりますね。
スケールモデルの楽しさに目覚めてしまった感があるので、この勢いでもうちょっといろいろ手を出してみるつもり。
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