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iOS 15 と Imaging Edge Mobile

昨日配布開始された iOS 15 ですが、みなさん配布当日からガンガンアップデートしているんですね。メジャーバージョンアップ直後って不具合が出やすいので、私は一週間あるいは 15.1 が出るまで少し様子見をするつもりでいました。実際一部のアプリや周辺機器の動作に不具合が見つかって仕事上の影響を受けていたりもするので、どうしても慎重になってしまいます。
でも今年 Xperia 5 II を買って iPhone XS はサブ機になっているし、多少不具合が出てもまあいいかと思い直して iPhone を iOS 15 に上げてみました。

アップグレードしてまず遭遇したのがメールのプライバシー強化のメッセージ。iOS 15 ではこれに限らずプライバシーやセキュリティ強化が図られていて、これにより不具合が生じているアプリもあるようです。エンドユーザー視点ではプライバシー強化は歓迎ですが、想定外の仕様変更でアプリの修正を強いられているソフトウェアベンダーも少なくなさそう。

触ってみてまず気づくのが Safari のアドレスバーの位置変更。スマホの縦長化が進む今、タッチしやすい場所にアドレスバーを移すのは合理的ではありますが、まあ違和感が強い…。
アドレスバーがタブバーを兼ねていてこれを横フリックすることでタブをどんどん切り替えていけるのは慣れれば便利そうだけど。

アドレスバーの位置は設定から従来のレイアウトに戻すことも可能です。
画面下にアドレスバーがあるのって個人的にはめちゃくちゃ気持ち悪いんですが、もしかするとこれは Android や Windows/Mac のブラウザーも追随するトレンドになるかもしれないので、とりあえずこれでしばらく使ってみて慣れていこうかと思います。

で、あちこちで賞賛されている「写真」アプリの位置情報対応。私は最近はそうでもないですが一時期はけっこうな地図アプリ/位置情報マニアだったので、こうやって写真と地図が紐付いていくのは超楽しい。
ただしこれは基本的に iPhone の内蔵カメラで撮った写真だけなんですよね。私は基本的にいつも何らかのカメラを持ち歩いていてスマホで写真を撮るのはメモ用途程度なので、過去写真を掘り返してみても位置情報つきの写真がまあ少ない。

そういえば Imaging Edge Mobile(α や RX100 の写真をスマホに転送するアプリ)で何か位置情報付加できないのか?と思ってアプリをいじっていたら、「位置情報連動」の項目を発見。位置情報付加できるのははスマホと Bluetooth 連携できるカメラに限られるようですが、GPS 非搭載のカメラでもスマホの GPS 機能を利用して写真に位置情報を埋め込める模様。そして私が持っているカメラでは α7 III と α7C が対応していました(!)。α7 III、三年以上使っているのに Bluetooth が入っていることを認識していなかったという…。

というわけで Imaging Edge Mobile と α7C を位置情報連動させて撮影し、写真を転送した結果 iPhone 上で位置情報を表示させることができました!
位置情報はあくまで「撮影時にカメラとスマホが Bluetooth 接続されている場合に記録される」だけなので、どちらかの BT が切れていたら記録できないのがちょっと残念。スマホの BT をオフにしてることって少なくないので、例えば連動させるのを忘れていても転送時にその時点の位置情報を擬似的に付与してくれるだけでも助かるんだけどなあ。でもそれだとアリバイ偽装に使われたりするからダメなのか。

ちなみに位置情報だけでなくその他の Exif データが表示できるのも嬉しい。iPhone の内蔵カメラよりも一眼カメラのレンズデータや設定が iPhone 上で見れるのがいいですね。
ちょっとしたことだけど、カメラ好きとしては標準の写真アプリ上でこういうデータを参照できるのはいろいろと捗ります。

まだインストールして一日触っただけですが、今のところ iPhone XS でも旧バージョンより動作が重くなったような感覚は特になく、このまま問題なく使っていけそうです。
ただしバッテリー残量が 83%、つまり新品時より二割ほど落ちているから体感的に電池持ちが悪くなっているんですよね。来年の iPhone 14(仮称)で Touch ID が復活するのを待つつもりでいましたが、13 の発売で少し値下がりした 12 でとりあえず一年繋ぐのもアリかなと考えていたりします。

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