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SIGMA 90mm F2.8 / 24mm F2 DG DN を見てきました

先週末に発売されたシグマの新しい I Series レンズ二種を店頭で見てきました。

シグマ / 90mm F2.8 DG DN | Contemporary

90mm F2.8 DG DN C

まずは 90mm F2.8 DG DN。まさかここまでコンパクトな 90mm レンズが出てくるとは思っていなかったので驚きましたが、同時に自分の「欲しいレンズリスト」の上位に割り込んできた製品です。

フルサイズセンサー対応の 90mm レンズとしては破格のコンパクトさ。どのくらい小さいかというと、

90mm F2.8 DG DN C

手のひらにすっぽり収まってしまうレベル。他の F2.8 系 I Series と大差ないサイズ感です。一眼レフ時代には 85mm F2.8 級のレンズは各社から出ていましたが、近年は 85mm 前後のレンズはマクロでもない限り F2 以上が一般的で、ポートレートレンズとしてのボケ量が重視される傾向にありました。この 90mm F2.8 DG DN はそれとは一線を画して「超小型で寄れる中望遠」という今までにあまりないポジションを築いてきました。

標準ズームレンズだとテレ側が少し心許ない、でも 70-200 を持っていくのは億劫…という局面は少なくないですが、そういうシーンで迷わずカメラバッグに突っ込んで行ける軽快さが素晴らしい。

90mm F2.8 DG DN C

近くに展示されていたのが α7R III だったのでとりあえず装着してみました。
レンズのサイズ感的には私がいつも使っている FE 55mm F1.8 ZA よりもちょっと短いくらい。つけっぱなしでも苦にならないし、花を撮るような季節ならばこのレンズ一本で臨んでも良いくらい。F1.4 とか F1.8 ほどのボケはない代わりに寄れる(最短撮影距離 50cm)のが魅力です。

90mm F2.8 DG DN C

このレンズに真に似合うのは fp か α7C だと思いますが、α7 III 系のボディも悪くない。
中望遠は個人的に好きな画角で何本も持っていますが、ポートレート系レンズとは使い方が違うからかぶらなさそうなんですよね。いずれ欲しい一本です。

シグマ / 24mm F2 DG DN | Contemporary

24mm F2 DG DN C

続いて 24mm F2 DG DN。I Series としてはけっこうな存在感のあるレンズです。
でも 24mm 級で明るいレンズというとソニー・シグマ両社から 24mm F1.4 が出ていますがいずれも一気に値段が上がってしまうので、明るさを F2 に留めつつボディ内補正前提の Contemporary シリーズとすることで手を出しやすい価格帯に持ってきてくれたことはありがたい。

24mm F2 DG DN C

ヨドバシの店頭では比較するように既発売の 24mm F3.5 DG DN と並べて展示されていました。
スペックと値段だけ見た時点では F2 が出たらもう F3.5 を積極的に選ぶ理由はないと思っていたのですが、こうやって実物を見比べるとその考えが間違いだったことに気づきます。明らかに一回り以上違うサイズ感で、28mm スタートの標準ズームレンズのついでに持ち出すなら F3.5 という感じ。広角はそれほどボケないので携帯性重視という選び方も十分アリだと思います。

24mm F2 DG DN C

鏡筒に入っている「クネッ」とした意匠は 35mm F2 DG DN や 65mm F2 DG DN と共通。コレなんだろうと思っていたら F2 シリーズ特有のデザインだったんですね。AF/MF 切換スイッチも F2.8 シリーズに比べて大きく動かしやすい形状になっているし、同じ I Series の中でもより本格的な撮影に向けて開発されたシリーズであることが分かります。

24mm F2 DG DN C

α7C に装着してみましたが、こちらのレンズは α7 III との組み合わせの方がバランスが良さそう。

L マウントならともかく E マウントではこのクラスにソニーの FE 24mm F2.8 G もあるから選択が難しいところですね。おそらく描写だけならこの F2 がベストでしょうが、小ささを取るか画質を取るかが悩ましい。店頭だと被写体も限られていて画質比較がしにくいので、一度実機をじっくり試す機会があると良いのですが。

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