スポンサーリンク

VAIO SX14/SX12 (2021.10)

VAIO Zから機能継承、大幅刷新の1kg切りモバイルノート「VAIO SX14・SX12」 – PC Watch

VAIO からメインストリームモバイルの SX14/SX12 シリーズのフルモデルチェンジが発表されました。
このシリーズは 2020 年 2 月に第 10 世代 Intel Core(Comet Lake)搭載でモデルチェンジし、さらに同年 10 月に第 10.5 世代 Core ともいえる Ice Lake 搭載でマイナーチェンジしたところなので、こんなに早く筐体変更を含むモデルチェンジを行うとは思っていませんでした。とはいえ従来の筐体デザインは 13/11inch だった時代からもう 4 年続いていたし、新しい Windows の登場に合わせてお色直しを行うというのはタイミングとしては理に適っています。

VAIO / VAIO SX14 VJS1441

新しい SX14/SX12 の主な進化点は以下のとおり。

  • プリインストール OS が Windows 11 に
  • CPU が第 11 世代 Core(Tiger Lake)に
  • アナログディスプレイ出力が廃止
  • 丸形 DC コネクター廃止、給電が USB PD 専用に
  • USB-C 端子が 2 ポートに増加
  • ディスプレイが 180° オープン対応に
  • SX14 は CTO でタッチパネルディスプレイを選択可能(FHD のみ)
  • SX14 はタッチパッドが大型化
  • ノイズキャンセリングマイク搭載

見た目の変化は少ないながらも細かいところまで手が入った全面モデルチェンジ。特にビジネスユースを理由に長年維持してきたアナログディスプレイ出力と従来型 AC アダプターが廃止され、現代的なスペックになったのが大きい。さすがにそろそろアナログディスプレイ端子は不要でしょう、私もここ 5 年は使ってないし。

興味深いのはディスプレイの 180° オープン対応(画面表示も回転させられる)とタッチディスプレイ対応ですが、これは後継機種の出なかった VAIO A12 の役割(一部の法人需要)を SX14 に担わせるということでしょう。個人的には Windows 8 時代にタッチ操作に慣れてしまったから PC でも積極的にタッチ対応モデルを使っていたのですが、Windows 10 以降で急激にタッチ PC の選択肢が減ってここ 2~3 年は非タッチ PC ばかり使うようになったらさすがにもういいか…と思っていたところ。4K ディスプレイでタッチモデルが選べたらもう一度試してみたかったところではありますが。

私は家族共用 PC として SX14 の昨年 2 月モデルを購入し、リモート授業だなんだと大活躍してもらっています。でもそろそろ家族共用じゃなくて長女の専用 PC 購入も考えなくてはならない時期で、この新 SX14 は良いんだけど学生に買い与えるにはちょっと贅沢。せめて先日発売された FL15 の 13inch バージョン(FL13?)が重さ 1.2kg くらいで出てきてくれたら文句なく買うのですが。

ところで発表されたのは SX14/SX12 だけかと思ったら、一緒に VAIO Z の勝色特別仕様モデルも出てるじゃないですかー!

VAIO / VAIO Z VJZ1421 勝色特別仕様

3 月に発売された VAIO Z。性能的には非の打ち所がなく、不満点といえば高価いことと黒っぽいカラバリしかないことでした。でもすぐに買える値段じゃないし、VAIO ブランドとしての 25 周年を迎える 2022 年に記念モデルとして勝色バージョンが発売されるに違いない…と思っていたらこんなタイミングで出てくるとは。さすがにいきなりは買えませんよ(;´Д`)。
まあ今の VAIO は ThinkPad と違って「ブランドとしての通算年数」をあまり意識していないようですし、この勝色モデルも「VAIO(株)設立 7 周年記念」を謳っているけど毎年のように周年キャンペーンをやってるから単なる販促用語に過ぎないんだとは思いますが、そういうのは横に置いておいてもこれは美しいなあ…。かつて 505 EXTREME をフルセットで買った私としては気になるわけです。

それにしても今年の VAIO は長年欠番だった Z の発売に始まりコンシューマー向けの FL15、そしてビジネス向けながらついにレガシーを切り捨てた SX14/SX12 と、VAIO(株)設立以来レガシービジネスにこだわってきた経緯とはようやく流れが変わってきたように感じています。そろそろもうちょっと飛び道具っぽい PC も出してくれませんかね…といってもかつての type P や type U のような位置づけは今やスマホやタブレットが占めてしまっているので、じゃあどんな PC なら欲しいのか?というのもまた難しい話です。
いずれにせよ最近の VAIO が少しコンシューマーの方を向き始めているのは喜ばしい限り。かれこれ 25 年近くいろんな角度から VAIO というものを見てきた私としては複雑な思いもありますが、引き続き応援していきたい。

VAIO / VAIO Z VJZ1421

コメント

  1. edf_45 より:

    VAIO ねただけ書き込みます。
    個人的にグロッシープレミアムカーボンがあまり好きじゃないので、SX14/12のマットな勝色に惹かれます。SXで勝色が出る可能性を考えていなかった。うかつでした。
    私の勝色は旧VAIO Z(クラムシェル)でがまんします。あれは、天板のVAIOロゴがへこ文字で、丸い四隅がSRXすら彷彿させて、好きでしたねー。
    ほしいVAIO? 自分がというより、将来の世代にVAIOブランドを浸透させるべく、学校教育用VAIO(マイ・ファースト・VAIO)とか、子供に買い与えるVAIOなんてものがあってもいいですね。
    我が家では上の子がVAIO S14でホームページ作り、下の子が壊れたVAIO type Pで会社ごっこで遊んでいます。英才教育中です。

    • B より:

      コメントありがとうございます!きっと反応くるだろうと思っていました(笑

      個人的には歴代のグロッシーカーボンモデルを使ってきたのでこれにも強く惹かれているんですが、艶なしの方が良いという声もけっこうあるみたいですね。
      旧 Z のデザイン、言われてみれば確かに SRX。私も二年ほど仕事マシンとして使ってたので愛着あります(重かったけど…)。

      リモート授業や GIGA スクールで小中学生が PC を使う機会が増えてきた今こそ教育用 VAIO だと思うんですよね。ビジネス的には利益率低くて保守費用込みじゃないと成り立たない世界らしいですが。
      S14 と type P…IT 教育として完璧じゃないですか。きっと立派な大人になると思いますよ(笑

スポンサーリンク