今さらながら、メイン PC の音楽管理アプリを乗り換えました。
MusicBee – The Ultimate Music Manager and Player
基本的にウォークマンユーザーなので従来はソニーの Media Go を使っていたわけですが、Media Go はしばらく前にサポートを終了してしまいました。その後継と位置づけられている Music Center for PC は実際には以前の x-アプリの焼き直しで UI があまりにも酷くて使う気になれず、脆弱性があることを解っていながらもしばらく Media Go を使い続けていました。
しかしウォークマンに加えて Shanling M0 を併用するようになってから、Media Go では一部楽曲の転送がうまくいかない症状に悩まされていました。具体的には配信サイトで購入したりリッピングしたりした AAC 形式のファイル(.m4a)を Media Go で Shanling M0 に転送すると勝手に .mp4 に変換されてしまうため、.mp4 ファイルを音楽ファイルとして認識してくれない M0 ではライブラリに登録されない(=再生できない)という症状です。転送後に拡張子を .m4a に書き換えるか、Media Go ではなく Windows のエクスプローラでドラッグ&ドロップ転送すれば再生できますが、まあめんどくさい。Media Go は本来ソニー製ハードウェアにメディアファイルを転送するためのソフトウェアなので他社製ハードがサポートされないことに文句を言うのはお門違いではありますが…。
代替として選んだこの MusicBee はフリーの音楽管理アプリで、今の Windows 向けアプリとしてはメジャーどころと言えるもの。というかググってみたら Music Center for PC に嫌気がさして Media Go から MusicBee に乗り換えたウォークマンユーザーのなんと多いことか(;´Д`)ヾ。
このアプリ、音楽管理ソフトとしては一見オーソドックスな作りですが、スキンで外観を変えられることをはじめとしてカスタマイズの自由度がかなり高い。また標準で ASIO や WASAPI といった高音質な再生方式にも対応しています。
正直なところ基本的には楽曲の管理と DAP への転送がメインでたまに PC で音楽を再生するのに使う程度の私にとってはオーバースペック気味ですが、こういうのはユーザー数が多いところにぶら下がっておくのが長い目で見れば得をするものです。
DAP への楽曲転送は基本的に「同期」設定で PC のライブラリと自動的に同期させるだけ、手動での管理はあまり重視しないという考え方になっているようです。同期設定にもたくさんの項目が用意されていますが、正直多機能すぎてまだ細かく見切れていません(汗。ウォークマンも M0 も既に Media Go 経由で転送済みの楽曲が大量に入っていて、MusicBee で改めて同期するとややこしいことになりそうなので、今のところ手動転送(エクスプローラライクに楽曲リストを右クリックして「送る」で転送できる)しかしていませんが、そのうち一度 DAP 側をクリアしてライブラリ同期させるようにしようと思います。
もはや音楽の購入はオンラインが当たり前になって CD をリッピングすることもほとんどなくなったし、世の中の流れ的には買い切りからストリーミングへと移り変わりつつある中でいつまで「PC が母艦」というやり方が生き残るのか分かりませんが、古くてメジャーじゃない楽曲はなかなかストリーミングに入ってくるものでもないし。少なくともあと数年はこういう使い方になるでしょうから、MusicBee には当面の間メインの音楽管理アプリとして活躍してもらいましょう。
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