NEC の Wi-Fi ルーター WX6000HP を購入した方がいるようですが、私も最近 Wi-Fi ルーター周りに悪戦苦闘していました。
我が家で使っている Wi-Fi ルーターはもう 7 年も前に購入した ASUS RT-AC85U。なのですが、ウチは玄関の配電盤のところにマンション共有の LAN が来ており、そこに Wi-Fi ルーターを直置きすると最も使うリビングの電波状況がイマイチで、スマホのアンテナピクト表示によると MAX から 1~2 段階落ちてしまいます。それを嫌ってルーターは以前使っていた AtermWG1800HP を設置し、リビングに RT-AC85U をアクセスポイントモードで置いていました。
が、春先くらいからネットワークの調子が悪く、特に有線 LAN から PC でネットに繋ぐと DNS エラーが頻発するようになってしまいました。
いろいろと調べてみたところ、どうも AtermWG1800HP やその派生機種とあるバージョン以降の Chromium 系ブラウザーの組み合わせで、環境によって稀に発生する不具合らしい。でも「どうもそうらしい」ということまでは判ったのですが、同様の症状に遭遇しているユーザーは存在はするもののかなり限られるようで、症例報告自体が少ない。そんな状況だからルーターのファームウェアも特にリリースされる気配がないし、ブラウザーをアップデートしても解決されません。埒があかないので AtermWG1800HP を諦めることにして、RT-AC85U をルーターモードにして配電盤に設置したところ DNS エラーはすっかり治まりました。やはりルーター側に問題があったということのようですね。
アクセスポイントを移設したことでリビングでスマホやタブレットを使うときに Wi-Fi の電波が最大状態でない気持ち悪さはありますが、特に繋がらなくなったり遅くなったりしているわけではないから当座の処置としては十分です。
しかし一方でそろそろ Wi-Fi ルーター自体の買い換え時でもあるんですよね。RT-AC85U は Wi-Fi 5(.11ac)だけど、市場には既に Wi-Fi 6 を超えて Wi-Fi 6E 対応の製品が登場していて、さらに今年末には Wi-Fi 7 世代の製品が出てくる見込みと言われています。
そんなわけで買い換えタイミングが難しい。Wi-Fi 6E が国内で認可されてから半年以上が経つのに NEC やバッファローからは製品が出ているけど ASUS はまだ Wi-Fi 6 止まりだったりして、6E の普及自体もまだまだこれからという様相だったりもしています。さらにはトライバンド、10Gbps、メッシュネットワークなど上位機種には機能が盛り盛りで一昔前に比べてハイエンドの Wi-Fi ルーターの価格も上がっている(安いモデルは依然として安いけど)。だからいつ、どのグレードのモデルを買うのが自分に最適なのか?が難しい状況にあります。
まあどんなに Wi-Fi が速くなったところでボトルネックはインターネット側で、買い換えたところでネットの体感がどれくらい速くなるかと言うと微妙なところ。家庭内で LAN の速度が必要な使い方もほぼしてないしなあ。Wi-Fi 6E 以降にこだわらなくても Wi-Fi 6 で 2~3 万円の機種を買うだけでも少なくとも今のルーターよりは電波強度/ワイヤレス内のスループットともに改善されて満足するだろうし、とりあえず Wi-Fi 6 に更新してそれ以降のことはまた数年後に考える、でもいいような気がしてきました。NEC の現行機種(特に白とかシルバーのモデル)は最近トゲトゲしいデザインの製品が多い他社製品と違って家庭内の見える場所に設置しても異物感が薄いし、良さそうですね。あとはソフトウェアの出来がどうか、でしょうか。さすがにもう古式ゆかしい CGI ベースみたいな UI ではなくなっていると思いますが、ASUS 製品と同じくらいサクサク動きますかね(NEC やバッファロー製ルーターの以前の古くさいイメージから脱却できていない)。
コメント