以前から気になっていたレースシミュレーションゲームが Steam のサマーセールで 66% オフになっていたので思わず購入しました。
ドライビングシミュレーターの定番と言われるイタリア製のタイトルです。私はレースゲームというとグランツーリスモや Codemasters の F1 公式ゲームがメインなのですが、それらのタイトルよりもシミュレーターとしてリアルと評価の高いこれはずっと気になっていたのでした。それが本編のみで ￥1,445、鈴鹿サーキットが収録された Intercontinental GT Pack が ￥640 なら手を出さない理由がありません。
ゲームモードはチャンピオンシップ、キャリア、スペシャルイベント、シングルプレイヤーレース、マルチプレイヤーレースと一通り揃っています。
GT レース系のシミュレーターということでそっち方面のサーキットの網羅度が高い。ドニントン（英国）やキャラミ（南ア）のような往年の F1 ファンには懐かしいサーキットからグランツーリスモには収録されていないようなややマイナーなサーキットまで。私は WEC や DTM 等はあまり追っかけていないので、知らないサーキットもいろいろ入っているのが面白い。
とりあえず走ってみるのに NSX を選ぼうとしたら、スーパー GT に参戦する MOTUL NSX に加えてジェンソン・バトンが率いるジェンソン・チーム・ロケット RJN の NSX が収録されているのを発見！これは嬉しい。
バトンが F1 でチャンピオンを獲得したブラウン GP と同じ白×蛍光イエローの配色がカッコイイじゃないですか。
プレイ画面。視点はいろいろ選べます。画面構成自体は他のレースゲームと大きく変わりませんが、ステアリングモニターに多くの情報が表示されているのがリアル。でもトラクションコントロールや ABS のパラメーターまで自分でいじれるのはリアリティーあるけどヌルゲーマーにはちょっとハードルが高い(;´Д`)ヾ。
走ってみました。…が、いきなり難しい！少なくともグランツーリスモと同じ感覚ではコーナーを曲がれません。たぶんブレーキとアクセルを駆使した荷重移動だったり、多少アクセルオンした状態でないと曲がりにくかったりする感じ。私はグランツーリスモでは緩いカーブならアクセルオフ、タイトコーナーではガッツリブレーキを踏んでクルマの向きを変えてからアクセルオン、みたいな走り方をしているのですが、それでは全然ダメな感じ。しばらく走って少し感覚を掴んだけどそれでも難しい…。これはゲームパッドではマトモに走れないんじゃないでしょうか。ステアリングコントローラーを使って繊細にコントロールしないと速く走れなさそう。
他にも縁石を踏みすぎると姿勢を崩しやすかったり、グラベルや芝生を踏んだときの挙動がとにかくシビア。またグラベルからコースに戻ると巻き込んだ小石がフェンダーにパラパラと当たる効果音が聞こえたりして、グランツーリスモとは一段違うリアリティーと難しさがあります。プロのレーシングドライバーはこんな領域で戦っていたのかという驚きと、リアリティーと爽快感は必ずしも相関しないなあという実感とが同時に湧いてきました。
グランツーリスモはそれなりに走り込んだからアセットコルサもそれなりに乗れるだろうと思っていたので、難しさにいきなり挫折しかかっています。これをやり込むにはハンコン必須だなあ…でも自宅に導入すると家族からの風当たりが強そう(´д`)。
とりあえずゲームパッドでももう少しマトモに走れるように練習してみようと思います。
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