せっかく名古屋まで行ったので、サシ飲みの居酒屋の他にも映画『ゆるキャン△』の聖地巡礼をしてきました。
劇場版での志摩リンは名古屋の出版社に勤めていて、序盤では日常パートとして名古屋に実在する場所がいくつかモデルとして登場していました。そのあたりをいくつか巡ってきた様子をレポートします。
名古屋から地下鉄で二駅、丸の内の 4 番出口が劇中では何度か登場しています。リンは一宮から名鉄で名古屋まで行き、名古屋から地下鉄で丸の内まで通勤しているようですね。ただ、後述する勤務先はこの 4 番出口からはほぼ逆の立地なので、あえてこの 4 番出口を登場させているのは見栄え的な理由でしょうか(他の出入口はけっこう古い感じのものが多い)。
リンの勤務先である「しゃちほこ出版」は実在する出版社ではなく、ビルとしては丸の内にある星城大学のキャンパスがモデルになっています。企業ですらないけどしゃちほこのシンボルマークだけはほぼそのまま使われているようですね(笑
またリンが昼休みに「書店で新刊チェックして、そのままお昼行ってきます」と言って出てきた先がこのジュンク堂書店。劇中では「淳平堂書店」となっていました。こちらは名駅から徒歩数分というところなので、丸の内から昼休みに歩いてくるにはちょっと距離がないか?という気はしますが、まあ。
ちなみに私が来たのは朝イチだったからジュンク堂書店はまだ開いていませんでした。
そしてこちらが今回名古屋で立ち寄りたかったもう一つのお店。
劇中、ほんのワンシーンながらリンがお茶していた(あるいは取材だったのか?)喫茶店です。名駅からだと徒歩で十分ほど。
モーニングから営業している喫茶店ですが、朝イチならそんなに混んでいないだろうと思って 7 時台に来たらもう二十人くらいの行列ができているんですけど!『ゆるキャン△』とは関係なく人気店だったようですが、ここまでとは。
そんなわけで、行列に一時間くらい並んだところで入店。
一人だからきっとカウンターだろうなあ…と思っていたら、なんとテーブル先に案内されてそこはしまりん席でした!これは運がいい。
リン視点だと店内はこんな風に見えていたんですね。
名古屋の喫茶店といえばモーニング。この店のモーニングメニューはこんな感じです。
シンプルなトーストセットもあるけど、ほとんどのお客さんがトーストに四種類のスイーツが載ったプレミアムセットの方を頼んでいました。
注文を済ませるとまずはコーヒーが運ばれてきました。
そこいらのカフェとは違う、ちゃんとした喫茶店の薫り高くて濃いコーヒー。これはおいしいし落ち着きます。
コーヒーを飲んでいたところで、後続のお客さんが複数人組だったようで「カウンターに移っていただけないでしょうか?」という打診が。
しまりん席に最後までいられないのはちょっと残念だけど、もともと期待していなかったからしばらく座れただけでも十分です。というわけで、カウンターに移動。
カウンターには余ったパンの耳にいろんなジャムをつけたものが安く売られていました。これちょっと買って帰りたい。
ここで私の「シャンティールージュスペシャル」が出てきました。
トーストの上にあんことホイップクリーム、さらに四種類のジャムが載った見た目にも楽しいスイーツです。
ジャムは日替わりのようで、この日は「オレンジマーマレード」「りんごカルバドス」「ハイビスカスローゼル」「きなこくるみバナナ」。メモしておかないと覚えられない(笑
ちなみにオレンジマーマレードはこの店の創業当初から五十年続く伝統の味だそうです。
名古屋のスイーツってあんこ×生クリームという組み合わせが定番だけど、そこにフルーツジャムを載せてくるとは驚きました。でも、食べてみるとこれがおいしい。あんことクリーム、和洋それぞれの甘味にフルーツの甘酸っぱさが掛け合わされて、味の立体感。それを下支えするのがトーストというのもいい。
見た目のかわいさとか映え感もいいけど、それ以上においしくてびっくりしました。
三種類のフルーツジャム系とは経路の違う「きなこくるみバナナ」、味の想像がつかなかったんですがこれは…きなこ×くるみの香りにまったりとした甘さ。でも甘ったるいってほどではない絶妙なライン。これはコーヒーによく合うわ…。
最近某アニメの影響で和スイーツ×コーヒーのおいしさに目覚めてしまった私に、このシャンティールージュスペシャルはストライクでした。
コーヒーもスイーツも、期待していた以上においしかったです。
今後出張等で名古屋に来ることがあったらまたモーニングに寄ろう。でも並ぶこと間違いなしなので、今度は開店待ちしようと思いました(笑
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