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F1 バーレーン GP 2023

レッドブルが開幕戦圧勝。衰え知らずアロンソはフェラーリ&メルセデス打倒し3位……角田裕毅は11位|F1バーレーンGP

2023 年の F1 がいよいよ開幕しました。プレシーズンテストの状況を見る限りではレッドブルが頭一つ抜けていて、その次に来るのがフェラーリなのかメルセデスなのかアストンマーチンなのか…そして中団以降はけっこうな接戦になりそうだな、と予想していたらだいたいそんな結果に。

■レッドブル
2022 年の勢いをそのままに新しいシーズンに突入したかのような圧倒的な強さ。フェルスタッペンにはチームメイトさえも近づけない、格の違いを見せつけられましたが、ペレスもスタートでルクレールに先行されたとはいえ最終的には 2 位フィニッシュ。プレシーズンテストの感じだとペレスのドライビングスタイルにも合うクルマになっていそうだったから二人の差は昨年よりは縮まるのかと思ったら、マックスの速さはさらに一段上でした。初戦でこんなことを言うのもナンだけど今季全勝してもおかしくない、というくらいに今年のマックスも盤石に見えました。

■フェラーリ
予選ではそれなりにレッドブルに近いタイムを刻めていたから今年は去年よりはマシなシーズンを見せてくれるか、と期待していたら、開幕戦の決勝前にルクレールの PU エレメント(ES と CE)を交換した上に決勝走行中に PU トラブルでリタイヤ。開幕からいつものフェラーリらしさを見せてくれました。クルマも一発の速さはあるけどロングランでレッドブルに置いて行かれる上にタイヤのデグラも大きく、サインツの 4 位フィニッシュがやっと。メルセデスの戦闘力が相対的に落ちたおかげで「二番手チーム」にいることができていますが、アストンマーチンの今後の伸び次第では三番手が定位置ということにもなりかねません。今年のフェラーリにも期待はできないかなあ…。

■メルセデス
独自のゼロポッドコンセプトを継続したメルセデス。今季はバウンシングはなくなったけど同時に速さも失ってしまい、フェラーリはおろかアストンにも先行を許すような状況に。トト・ウォルフはサイドポッド形状見直しの可能性に言及していますが、仮にそうするとしても今季を開発のためのシーズンに充てることになってしまいます。それでも二台を入賞圏に送り込めるのがメルセデスの底力ではありますが、今季も前半戦は優勝戦線に絡んでくることはなさそうだなあ。

■アストンマーチン
プレシーズンテストから話題の中心にあったアストン。開幕戦でもアロンソが大暴れ、クルマのポテンシャルを最大限に引き出していきなり 3 位表彰台を獲得しました。ハミルトンやサインツをオーバーテイクするシーンでは大ベテランらしい引き出しの多さを存分に発揮し、見ているこちらまで楽しませてくれました。個人的にマクラーレン・ホンダ時代はアロンソを恨みもしたけどそのテクニックはやはり本物ですね。今季レッドブル以外で最も優勝に近いのが今のアロンソではないでしょうか。またチームメイトのストロールもグランプリ直前に事故で手首を骨折する怪我を負ったにも関わらず 6 位入賞しているあたり、今季のクルマの出来が本当に良い証拠なのでしょう。今シーズンはアストンに注目するのが楽しそうです。

■アルピーヌ
テストでは「速いんだか遅いんだかよく分からない」状態だったアルピーヌ。蓋を開けてみればガスリーが予選 Q1 敗退、しかもトラックリミット違反でタイム抹消の結果最後尾スタート…という移籍直後から散々な状況。しかし決勝では上位スタートだったオコンが三度(計 20 秒)のタイム加算ペナルティーを科され、一方ガスリーは最後尾スタートから 9 位入賞という対照的な結果になりました。最後尾からでもジワジワ順位を上げて入賞するのはアルファタウリ時代のガスリーの真骨頂だったわけで、アルピーヌでもそれが遺憾なく発揮されたと言えます。今シーズンはマクラーレンが下位に沈んでいることもあり、アルピーヌが入賞圏の常連ということになりそう。

■アルファタウリ
開幕前からクルマが速くないことが判明し、今季は昨年以上に苦しいシーズンになると予想していました。が、そのクルマで角田裕毅がなんと予選 Q1 突破、14 番手スタートという望外の状況。決勝でも角田自身にミスらしいミスはなく、中盤以降はアルボン/ガスリーと入賞を賭けて争い、一時はアルピーヌのガスリーをオーバーテイクする瞬間さえありました。終盤の VSC 導入時に行ったタイヤ交換でピット作業に手間取っていなければガスリーはともかくアルボンを抜いて 10 位入賞も可能だったはず。角田は良い追い上げを見せてアルボンの DRS 圏内までは近づいたもののオーバーテイクには至らず。F1 ZONE のトラッカーを見る限りウィリアムズのストレートスピードが速く、DRS を開けている角田が DRS なしのアルボンに引き離されていくような状況では抜ききれません。結局今回も入賞のチャンスをチームのミスで台無しにされてしまいました。
来シーズン以降の F1 残留には内容だけでなく結果を残すことが重要なので、ここでの無失点は痛い。特にアルファタウリはシーズン後半ほど相対的に遅くなるチームですからね…。でも今回は(というか昨年後半以来ずっと)角田本人はミスのない週末を送っているのが良い。こういうレースを続けていれば、いずれ結果はついてくる…と思いたい。

というわけでヨーロッパラウンドを待たずして今季の勢力図がある程度見えたかな、と思える開幕戦でした。個人的には角田が遅い AT04 から最大限を引き出せていることが分かったのが収穫。シーズンの早いうちにポイント獲得してほしいところですが、次のジェッダはストレートが遅いアルファタウリには厳しい超高速コース。そこでの入賞を期待するのはちょっと酷かなあ…。

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