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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー [IMAX3D] @T・ジョイ PRINCE 品川

何かと評判が良さそうなこちらの映画を観てきました。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

私はマリオシリーズは初代(スーパーじゃない普通の『マリオブラザーズ』)から SFC 版『スーパーマリオワールド』まではやり込んだけど、それ以降のシリーズにはあまり触れてきませんでした。こういう古いファンでも楽しめるのか少し不安はありましたが、この GW の映画の思い出が聖闘士星矢ではちょっと寂しいと思って口直しがてら。
私は IMAX3D の吹替版を鑑賞しました。こういうのは英語の台詞だとニュアンスが違って感じそうだったのと、吹替の監修を任天堂自体がやっていると聞いたので。ちなみに 3D 上映は相当久しぶりで(調べたら『スカイウォーカーの夜明け』以来だった!)、IMAX3D のトレーラーでは立体視に違和感があったほどでした(本編の立体視は自然な感じで問題ありませんでした)。

スーパーマリオシリーズといえばマリオとルイージの兄弟が魔王クッパに囚われたピーチ姫を救出しに行くアクションなわけですが、本作でクッパに囚われるのはルイージの役目であり、マリオとピーチ姫が助けに行く話になっています。女性は助けられるばかりではないというのはいかにも現代的ですが、ストーリー上の必然性が感じられる構成になっていたのは好感が持てます。

まあとにかく楽しい映画でした!基本的には 3DCG でマリオやピーチが画面狭しと動き回る映画ですが、カメラワークが時折ゲーム画面のような横スクロール風に見せてくれるのが「わかってる」感じで楽しい。しかもゲームネタは最近のシリーズだけでなく旧作からの引用も多々あり、オールドファンの私でも十二分に楽しめました。なんたってマリオとルイージが配管工として独立する前に就いていた職がビルの解体屋(レッキングクルー社!)という設定からしてオールドファン向けなわけです(『スーパーマリオブラザーズ』よりも前に発売された『レッキングクルー』というゲームにもマリオが登場していた)。キノピオが劇中で初代スーパーマリオでの台詞を言ったり、マリオが遊んでいるテレビゲームがディスクシステム版『パルテナの鏡』だったり、本当に細かいところでクスッとさせてくる。逆に最近のマリオシリーズを遊んでいる人にとっては別のところで笑える部分が用意されているんだろう、とも思えます。

マリオとピーチの冒険はゲーム内容をなぞるような形で進んでいきますが、途中でドンキーコングやマリオカート的なステージもあるのが楽しい。とにかく観客を楽しませようという仕掛け満載で、これぞ正しいファンムービーのありようだと思いました。スーパーキノコやファイアフラワーを取ったときのパワーアップがどんな感じか映像で見せてくれたのも良かったし、重要なシーンで『スーパーマリオ 3』で初登場したタヌキマリオが大活躍するのも意外性があって面白かった。また大魔王クッパがキノコ王国に攻めてくる理由が「ピーチ姫と結婚したいから」というのがかわいくて、ラスボスですら愛すべきキャラとして描かれているのがまた良いんですよね。

最初から最後まで、友達のゲームプレイを横で見ているかのような感覚で楽しめました。久しぶりの 3D も没入感を増すのにちょうど良かったし、これはマリオシリーズを遊んだことがある人ならば老若男女楽しめる良作なんじゃないでしょうか。この映画がそのままゲーム化されるなら久しぶりにマリオを遊んでみたい、と思える映画でした。

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