「ここは今どきの渋谷から飛び出した、出島だ」
『孤独のグルメ Season6』に登場した渋谷の長崎皿うどん・ちゃんぽんの名店「長崎飯店」が先月移転オープンしました。道玄坂の再開発に伴う立ち退きで 1 月から休業していたのが、同じ渋谷の国道 246 号沿いにある新しめのビルに移転。行ってみたところセルリアンタワーの向かいで路面店として営業していました。以前の場所よりも開けた場所にあるし、めちゃめちゃ良い立地じゃないですか。
以前よりも広々とした店内。でもテーブルをギュウギュウに詰めているから通路に余裕はないんですけどね。随分モダンな店構えになりました。マークシティの裏にあった旧店舗の昭和感も良かったけど、この外光が入ってくる感じが良いじゃないですか。
お昼前に来たところ何とか待たずに入れたけどほぼ満席。退店時にはけっこうな行列ができていたので、再開を待ちわびていたお客さんが多いのでしょう。
ランチタイムは効率重視なのかメニューが限定されています。まあほとんどのお客さんがちゃんぽんか皿うどんを頼んでいるけど、こういう店の野菜炒めとかムスロって妙にうまいことが多いし、半チャー・ラーメンセットにも心惹かれる。
でも今回は久しぶりに来たから皿うどんと心に決めてあります。
まずはサイドメニューから。過去に食べていなかった焼売を頼んでみました。
どんな感じかと思ったら、見た目はオーソドックス。歯ごたえ緩めの、ちょっと懐かしい感じの焼売。
そして皿うどん。前回は歯ごたえパリパリ部門を春巻きに任せて軟麺を頼んだけど、今回は硬麺にしてみました。
かつ、普通の皿うどんと特上の違いが気になったから特上を注文。
特上は麺に乗っかってくる具材が変わるようで、もう見るからに豪華なことになっています。
特上の具材は通常のに加えてエビ、ヤングコーン、ウズラの卵なんかが追加されているっぽい。
しかも具の量も通常よりも全体的に多い気がする。麺よりも具が主役、と言っても良いくらい。
硬麺は細いパリパリ麺。そうそう、長崎皿うどんって一般的にはこっちのイメージ。
ぶっとい軟麺も食べ応えがあったけど、硬麺は揚げてあるぶんのパンチがあって、さらに歯応えもあるから軟麺とは違った方向性で食べ応え十分。このパリパリに野菜と魚介の餡が絡むのがうまいんだよなあ、他の麺では味わえない。
テーブルの上には例によって金蝶ソース。
皿うどんを半分くらい食べたところでソースを投入して味変。一気にジャンクな味わいになるけど、それがいいんだ。
一人で食らうソースドバドバの皿うどんの満ち足りた時間。誰にも文句は言わせない。
久しぶりの長崎飯店の皿うどん、おいしかった。
店の外に出てみると、渋谷駅から見える方向に大々的に孤独のグルメがアピールされていて、なんかこっちがちょっと気恥ずかしい(笑
さておき、新しい店舗に移ってこの店がいつまでも人気店として続くことを願っています。
ところで Season6 の店と言えば、旗の台にあった「スペイン食堂 石井」も 3 月に休業して武蔵小山で移転準備中なんですよね。こっちも再オープンしたら早めに足を運ぼうと思います。
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