ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム、クリア

前回までの旅でそろそろ魔王ガノンドロフを倒す準備が整っただろうということで、いよいよ覚悟を決めてハイラル城の地底最深部へと乗り込みます。

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

ハイラル城の最深部は地底の他の場所と比べてもとにかく暗く、瘴気が多くて不安を煽ってきます。気を抜いていると瘴気ダメージを受けるし怖いけど、ここまできたらもう後戻りは（システム的にはできるけど精神的には）できない。

道中ではガノンドロフの軍勢との四連戦。一体一体のモンスターは大したことなくても、とにかく数が多い。私はここまででけっこうな瘴気ダメージを受けてしまい、回復用に持ち込んだサンサン飯を使い切ってしまったのでこの後携帯鍋を使って料理を現地調達する羽目に陥りました。正直ちょっとなめてました…。

モンスターの大群の前に窮地に陥ったところで、五人の賢者が助太刀として参戦！これは心強い。
と思ったら「ここは我々に任せてリンクは先に行け！」というジャンプマンガのクライマックス的展開に。つまり、ここから先は賢者の援護を受けずにリンク単独で戦うことになるわけで、それはそれで心細い(;´Д`)。

そして…ついにガノンドロフの元へ。
互いに剣を構えて、ラストバトルとは思えないくらい静かに、しかし厳粛に戦いが始まります。

このガノンドロフ、敵なのにジャスト回避を決めてきてやたら強いんですけど！(;´Д`)。こっちは逆にこれまでモンスターとあまり正面切って戦ってこなかったから、ジャスト回避やジャストガードのスキルが錆び付いているというのに。

ラスボスは例によって変身あり。この姿はスカイウォードソードのラスボス「終焉の者」との関連性を感じさせます。
ラストバトルではマスターソードが無制限で使えるし、ここまで来たらあとはアイテムも食糧も出し惜しみなしで戦い抜くのみ！という覚悟で挑むわけですが、この状態のガノンドロフは瘴気ダメージを超えて「ハートの器そのものを消滅させる（回復不可）」という攻撃を加えてきます。オープニングで見せつけられた演出を最後の最後にまた出してこられるとさすがに怯む。かなり苦しい戦いを強いられました。

ガノンドロフは最後にはさらに黒龍に姿を変えます。
しかしここで白龍がリンクの味方となって参戦。こういう共闘はあまり予想していなかったから胸が熱くなります。まあここまで来たらあとはイベントバトルみたいなものです。

かくしてリンクは魔王を打ち倒しました。
終盤の展開や演出はベタベタだったけど、それゆえに熱かった。ゼルダシリーズ史上最も恐ろしく、同時に感動的なラストバトルだったと思います。

ガノンドロフが滅びたことで、オープニング以来探し求めてきたゼルダ姫との再会が果たされます。
これまでの冒険で五人の賢者との絆を繋いできた手を、最後にゼルダ姫と繋ぐ演出は泣けますね…。

建国期以来、数万年の刻を経てようやく魔王の恐怖も厄災の脅威もないハイラルが戻ってきました。

今作は BoW からさらに進化したゲームシステムも良かったけど、それ以上にストーリーが良かったですね。
今までのシリーズは『ゼルダの伝説』というタイトルがついていてもピンと来なかったけど、本作はまさに『ゼルダの伝説』だったし、この物語がシリーズ全体を包含するから『ゼルダの伝説』というタイトルだったのかー！という納得感がありました。ハイラルを守り続けてきたのはゼルダだった。

リンクの旅の目的はこれにて達成しましたが、私のゲームプレイとしてはまだいくつかの祠攻略が残っているし、アイテム（主に防具）の入手と強化もあるし、もうちょっとだけ続きます。さすがにコログの実コンプはしないと思いますが（笑）、残った要素をちょっとずつ進めながら DLC を楽しみに待つこととします。