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ポストホビー別注 Spark Aston Martin AMR22 S. Vettel Japanese GP 2022

昨年 2021 年仕様の F1 モデルカーを買いすぎた反省から今年は最低限欲しいやつだけにしようと自制しています。今回は既に入手済みの角田のアルファタウリ AT03マックスのレッドブル RB18 に加えてこれだけは手に入れておきたかったものが遂に発売されたので確保しました。

Spark / ポストホビー別注 1/43 Aston Martin AMR22 S. Vettel Japanese GP Qualifying 2022

2022 シーズン限りで現役を退いたセバスチャン・ヴェッテルのラストマシン、アストンマーティン AMR22 のモデルカーです。鈴鹿で現地観戦したからには最終戦仕様よりも鈴鹿仕様のモデルカーが欲しくてずっと待っていたところ、ポストホビー(ホビージャパンが運営する通販サイト)別注で日本グランプリの、それも予選仕様が発売されるなんてアツい。たまたま受注開始日にポストホビーのサイトで見かけてそのままオーダーしました。

昨年の鈴鹿でのヴェッテルは予選 9 番手、決勝 6 位というリザルトでした。今季のアストンの躍進からすると地味な結果ですが、昨年時点での戦闘力としては大健闘と言って良い内容。鈴鹿を大得意とするヴェッテルの本領を見せてくれたレースで、こちらも胸が熱くなりました。

「予選仕様」のキモはこの台座。Q3 のアタックラップ終了時にヴェッテルがチームラジオで口走った「アリガトウゴザイマス、スズカ」がアストンカラーで印字されている!私は現地(場内放送)でこのラジオを聴いて思わず涙が出てしまい、その瞬間に「これは AMR22#5 の鈴鹿仕様が出たら絶対買おう」と心に決めたのでした。鈴かで計 4 勝を挙げた、鈴鹿を愛し鈴鹿に愛されたドライバーだったと思います。

限定生産の別注モデルということでシリアルナンバー入り。300 台というのはスパークのモデルカーとしても少ない方で、「予選仕様」というマニアックさからしてもかなりレアと言えます。今ヤフオクを見たら倍以上のプレミア付きで何台も出回っていてなんだかなあ…というところではありますが。

アストンマーティンの F1 マシン、実はけっこう好きなんですよね。マット塗装全盛の F1 界にあって、グロス仕上げのメタリックカラーが逆に映えます。モデルカー的にもマット仕上げだとどうしても塗装とデカールの質感の差を消すのが難しいところ、グロス仕上げならば一体感のある仕上げになるので。ボディ形状的にもスッと伸びたノーズをはじめ素直なボディラインが多くて美しい。

「グリーンブル」と揶揄されるほど RB18 に酷似していたサイドポッド周りの処理もよく見比べるとインテーク周りの形状やフロア前端/後端の考え方がレッドブルとは違っていて、影響は受けながらも空力的には独自のアプローチをしていることが判ります。

現行レギュレーション最大の特徴ともいえるディフューザー周り。2021 年以前とは大きく異なり、サイドフェンスを設けつつ中央部はバックリと開口されたディフューザーが覗いています。さらにその上にはディフューザーから吐き出された空気を引き抜く役割をもつ二本のビームウイング。以前のモデルカーと見比べると構造が全く違っていて面白い。

キットにはヴェッテルのドライバーフィギュアが付属。予選後にクルマから降りて声援に応えるヴェッテルを模したものですね。脱いだグローブを右手にまとめて持っていたり、ヘルメットはバイザーを開いた状態になっていたりするのが細かい。

ただ、このフィギュアは自立させるのが難しいので、写真は全てクルマに寄りかからせて撮りました(笑

ヘルメットのデザインは基本的にレッドブル離脱以降の「白地にドイツ国旗色のラインが走ったデザイン」なのですが、鈴鹿での特別仕様としてヴェッテルが長年サポートを受けていた日本のヘルメットメーカー・アライへのトリビュート仕様となっています。ヴェッテル用のヘルメット運搬に使われていたアライの段ボール箱を模したペイントが施されているのですが、それがちゃんと再現されているのが細かい。後頭部にあった「ありがとうアライ」の文字はさすがに潰れて読めませんが(笑

後ろから見ると「去っていく男の格好良い背中」に見えてイイですね。

弱肉強食でシート争いに敗れた者は黙って去るのみという F1 にあって、過去五年間で自分の意志で引退を決められたのは 2021 年のライコネンと 2022 年のヴェッテルくらいではないでしょうか。最後までほぼ全ての関係者に称えられながら現役を引退したヴェッテルは幸せだったろうなあ。

ヴェッテル、引退後はいずれレッドブルに復帰してヘルムート・マルコのポジションを引き継ぐと噂になっていますね。あれだけレースマニアだった男が今後レースに関わらない人生を歩むとも思えないし、どんな形でもいいからまたパドックで彼の姿を見られることを期待しています。レッドブルでもいいけど、2026 年に向けてアストンのチーム運営側に参加してくれたりしたらそれはそれで嬉しい。
三年後にはこのメタリックグリーンのマシンにホンダ製パワーユニットが載っているのか…というのはまだちょっと実感が湧かないところですが、そういう意味でもアストンのモデルカーを、それも大好きだったヴェッテルの最終年仕様で手に入れられて満足です。2022 年モデルは以上で打ち止め、次は 2023 年仕様が出てくるまで心穏やかに待ちたいと思います。

コメント

  1. YS-11 より:

    恐らく当初からお気付きだとは思いますが…
    ベッテル人形のHANS後頭部のパーツが欠損しておりますね…
    わずか300個の特注品で一体どういう検査品質になっているのかと…
    自分のことのように業腹でしたので失礼ながらコメントさせて頂きました。
    以前ネットで誰かが書いていましたが、
    『タイヤが4個付いていればとりあえず検査合格なんだろう』と、まさにそういう世界なんでしょうか。
    かくいう私もフェルスタッペン公式別注のミニカーを買ったら
    フィギュアのデカールが一箇所貼り忘れていて本当に落ち込みました…

    • B より:

      はい、見事にポッキリと折れています…折れたパーツは見当たらなかったので輸送中に壊れたわけでもないようです。
      Spark のミニカーはたくさん買ってますが、仰るとおり品質イマイチなところはありますね。
      でも MINICHAMPS よりリリース早いし限定モデルの発売も多いのでどうしても Spark を中心に買ってしまっています。

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