孤独のグルメ配信オリジナル 2 の聖地巡礼で行ったもつ焼き店「ばん」の五反田店に行ってきました。
この三年飲みに行く機会がめっきり減ってしまい、久しぶりにこういう感じの居酒屋に行ったら楽しくて。五反田あたりで誰かと飲むことがあれば行ってみようと思っていたのですが、最近案外このあたりで飲む機会に恵まれず。では休日にひとり昼酒ってのも悪くないでしょうと思って真っ昼間から暖簾をくぐってみました。
お店は JR 五反田駅正面の歓楽街、という典型的な立地。以前はこの周辺で飲むことも多かったのですが、この店には来たことがなかったなあ。
カウンターと四人掛けの小さなテーブルがいくつか、というこぢんまりとした店内。大学生のサークル飲み会ができそうなくらい広々としていた高田馬場店とは対照的です。
客層も若い人が多かった馬場とは違ってこちらはおじさん~おじいさん中心という感じ。平日夜ならサラリーマンで混み合いそうな雰囲気。高田馬場と五反田という土地柄が分かりやすく出ています。
メニューは高田馬場店と同じ。もつ焼きを軸につまみ、揚げ物、煮物でどう組み立てていくかがキモ。
そしてどの品も安いのが嬉しい。何でも値上げ値上げの世の中にあって、こういう店に出合えると嬉しくなってしまう。
まずはレモンサワーから。最近こうやって自分でレモンを搾って飲むサワーが好き。こういう店に来たらビールよりもこっちが飲みたい気分。
レモン半個をギュッギュッと搾ってハイサワーと一緒にジョッキに注いだら、しっかり酸っぱいレモンサワーの出来上がり。搾りたてだから香りも良いし甘み、苦みもちょっと混じったレモンサワーがおいしい。
残りのレモン半個と半分のハイサワーは、中身(焼酎)をおかわりすればそのまま二杯目になります。
焼き物を焼いてもらっている間にぬか漬けで飲んじゃうもんね。
人参や大根の漬物もいいけど、キュウリの身の部分にしっかり味が染みこんでておいしい。これだけでサワーが進んでしまう。
カウンター越しに串が焼けていくのが見えるのもまた楽し。
他の人がどんな串を頼んでるか、様子を窺いながら自分の出来上がりを待ちます。
待ってる間に激辛とんび豆腐。
これは高田馬場店で食べて気に入りました。
豚テールのうまみと、そのうまみが滲み出たスープ、それを吸った豆腐。さらに味覚の後半に追いかけてくるヒリヒリとした辛さ!名前ほど激辛ではないけど後引く辛ウマで、ついスープまで飲み干してしまうやつ。
来ましたよ、もつ焼き盛り合わせ(タレ)。
ここのもつ焼き、安いのに肉そのものが良いのかおいしいんですよね。さらに濃いめのタレ味がうまさに拍車をかけている。
個人的に以前食べたときからツボにハマっているのが写真左から二番目の「チャンポン」で、カシラの赤身と脂という種類の異なるうまみが交互に攻めてきてサワーが進みまくる。
こちらは甘辛ばんから揚げ。白モツを唐揚げにしてタレに和えたもので、サクサクとした食感にモツとタレのうまさが効いたちょっとジャンクなおつまみ。
ちょっと脂っこいけど、だからこそ酸っぱいレモンサワーがちょうどいい。
一人だし昼酒だから長居せずにサクッと切り上げ。ああ、おいしかったおいしかった。
普段は日の高いうちから飲むことって滅多にないんですが、これはちょっとクセになりそう。
また寄らせてもらいます。
ごちそうさまでした。
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