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Apple Vision Pro と F1 VR 観戦デモ映像

Apple Vision が(米国で)発売されて十日あまりが経ちました。

日本向けはまだ発売日すら明らかにされていませんが、IT 系メディア/ライター/デベロッパーなど米国まで買いに行った方々の記事は一通り出揃ったところでしょうか。私は交流のある方やフォローしている方で入手している人が少なくないので、なんか日本人の三割くらいがもう Vision Pro を持っているような錯覚に陥っています(笑。
自分もかつてはこういうのに真っ先に手を出す側の人間だったはずですが、今や可処分所得の減少と物価高と円安のトリプルパンチで全然手が届きません。まあ今手に入れている人はコンテンツ化やアプリ開発等である程度原資回収できる目処がある人、ということでもあるのでしょうが。

そんなわけで、もし Apple Vision Pro がうっかり欲しくなってもどうせ買えないので、興奮しすぎず冷めすぎずな感覚で横目で見ているのが現状。数年前の VR ブームのときもそうでしたが、こういう機器って文章や映像ではその良さが伝わりきらないのが難しい。だから「体験した人はめっちゃすごいというけど、実際どれくらいすごいのかよく分からない」という現象が起きているように感じます。
そんなわけで書き手と読み手のテンションのギャップを感じながら読んでいた記事の中でとても腹落ちしたのが西田宗千佳さんのこの記事。

Vision Proを買って(だいたい)1週間、4つの疑問に答える。例えるなら初鰹のような存在(西田宗千佳) | テクノエッジ TechnoEdge
Vision Proの購入から一週間ちょっとが経過した。その間、ほぼ毎日数時間は使っている。気に入っているかといえば「もちろん最高に気に入っている」のだが、それは別に、「だからみんなすぐに買いなさい」という話でもないし、「このまますぐ世界を席巻します」という話でもない。というわけで、買って5日でわかってきたことから、4...

「初鰹みたいなもん」というのは何とも面白い、けど絶妙な表現だと思います。絶対的に割高だしこの後にもっと良いのが出てくるのは分かっているけどこの時期にしか味わえない初物の楽しみ。すごくよく分かる。でもそれが 10 万円なら自分も買っていたかもしれないけど、50 万(米国価格の日本円換算)はさすがに無理だー。おとなしく iPad くらいの値段に落ち着いてくるまでは様子を窺っているしかありません。

でもこういう映像↓を見るとちょっと欲しくなっちゃうんですよね。

これは F1 のレースを Vision Pro を使って VR 観戦するデモ映像です。といっても Apple や F1 の公式ではなく、北米のデジタルクリエイター John LePore 氏が制作したイメージ映像とのこと。おそらくこういうクリエイターやデベロッパーがアプリケーションを発明していくことでエコシステムが回っていくのだろうし、現時点で Vision Pro を買っている人の多くはそういう層なのでしょう。

さておき、このデモ映像は VR 空間内の大型ディスプレイに F1 のレース映像が表示され、手前のテーブルにジオラマ風のトラッカーが、右手奥にライブタイミングとタイヤストラテジーのリストが表示されています。そして VR 上で自分がトラッカーに近づくとその付近を走るドライバーのオンボード映像が確認できる仕組み。要は DAZN が「F1 ZONE」として四分割画面で提供している視聴モードを VR 空間上に配置して、よりリッチに楽しめるものですね。
DAZN の F1 ZONE は情報量としては悪くないけど画面がちっちゃくなりすぎるし、オンボードは DAZN 側がセレクトしたドライバーの視点しか表示してくれないし、もうちょっと痒いところに手が届いてほしい…という物足りなさは確かにありました。私はテレビでレース映像を流しながら手元の iPad で補助的に F1 ZONE を表示させる、という使い方をしていますが、この VR 観戦スタイルは自由度も臨場感もより高くて素晴らしい。これがあれば、国際映像に映っていない時間帯でも角田がコース上のどこでどう戦っているかが手に取るように分かる。求めていたのはこういう楽しみ方なんですよ。

仮にこれが実現したとしてもそのために Apple Vision Pro はとても買えませんが、Meta Quest 3 くらいならば買っちゃうと思います。ビデオシースルー MR ではなく VR なら Meta Quest 3 でも近い体験はできそうだし、F1 公式でマルチプラットフォーム向けに開発してくれませんかね。

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