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自由が丘の町中華「寿福」のレバニラ炒め

知人から自由が丘にうまい町中華の店があると教わったので、試しに食べに行ってみました。

中華料理 寿福

自由が丘の外れ、繁華街から住宅街に切り替わろうかという立地にある渋めの中華料理店。真っ赤な暖簾がイイ味を出しています。
平日でもお昼時には行列というほどではないけど店外に数名の待ちが出るくらいには人気店なようです。決して駅からのアクセスがいい場所ではないことを考えると、評判のほどが窺えます。

店内は奥にテーブル席が一つある以外はカウンター席のみ。基本的には一人かせいぜい二人で来るための店という感覚。

メニューは町中華としての王道を取り揃えている感じ。「夜の部メニュー」とありますが、ランチタイムでも野菜炒めなどごく一部を除き大半の品は注文可能なようです。全体的に町中華らしい価格設定と、麺類の種類が多いのが嬉しい。

ランチにはセットメニューもあります。ガッツリした麺飯セットが中心ながら定番の肉野菜定食が用意されているのがイイ。
メニューを見ただけで、近所にあったら毎週でも通いたい気持ちが湧いてきています。

カウンターの中では寡黙な店主が手際良く調理しています。
こういう姿を観察するの好きなんですよね。時折中華鍋から火柱が上がるのも見ていて楽しい。

そうこうするうちに、火柱を上げながら作られていた私のレバニラ炒め定食が来ましたよ。
これ数量限定らしく、ランチタイムの開店直後に入店したお客さんの多くが注文していました。それくらいこの店の看板料理に違いない。

中華スープ、しみじみとうまい。永遠に飲んでいられそうだし、仮に主菜がなくてもこのスープをおかずにご飯が食べられそうな勢い。
定食セットの中華スープがうまい店、信頼できる。

これで一人前!?とちょっと驚くボリュームのレバニラ炒め。レバーもニラももやしも遠慮なく入ってます。
プリッとした食感の大ぶりのレバーにかぶりつくと、中はややトロッとした食感。絶妙な食感の差を生み出してくれるレバニラ、これは絶品。

シャキシャキしたもやしもいいし、何よりこの濃厚なタレが素晴らしい。一発でこの店のファンになりました。

というわけで、他のメニューもいろいろ食べたい!という欲求に抗えず何回か通ってみました(笑。

こちらはランチセットの揚げネギラーメン。

揚げネギってなんぞや?と思ったら、これは焦がしネギですね。
醤油ベースの澄んだスープを主体としたオーソドックスな中華そばに焦がしネギで香り付けをしたもの、といったところか。これは私の好物に違いない。

あ~~~、これは期待通り。昔ながらの中華そばが核にありつつも、揚げネギの香りと油が濃厚さを生み出している。この一手間がスープにグッと深みを増している印象。
あの定食の中華スープの味があるならラーメン類も絶対うまい確信があったんだよなあ。これ、好きなタイプです。

セットのミニチャーシュー丼も小ぶりながら刻み海苔・紅生姜・カイワレが添えてあって抜かりなし。
ラーメン、というかスープを飲んだ次の瞬間にちょっとだけ白いご飯が欲しくなる感覚に寄り添ってくれるちょうど良さ。チャーシューもおいしい。

でもって、こんな店ならチャーハンも絶対おいしいはず。普通のチャーハンにするかカレーチャーハンにするか散々迷った結果、そうそうどこでも食べられるわけではないカレーチャーハンを選んでみました。

しっとり系でうまみがジワジワ来る、最近の私が大好きなタイプのチャーハン。しっとり系チャーハンって主なうまみがしっとり成分のところに凝縮されている気がする。
チャーハン自体の焼き具合も絶妙だけど、注文を受けてから切り出すチャーシューとメンマの食感がおいしさを増幅してくれる。チャーシューはゴロゴロ、メンマはシャクシャク。そしてほのかに感じられるカレーの風味…このチャーハン、百点満点じゃないですか。

そんなカレーチャーハンには焼き餃子をつけてみるわけです。

奇をてらわない正統派な見た目の餃子。
薄いけどもっちり感のある皮、その中にたっぷりと入った餡はしっかりニンニクの効いた濃い味。タレをつけなくてもいけちゃいます。これおいしい…けどこの餃子があるならチャーハンよりもむしろ白飯が欲しくなるところ。追いライス…はさすがにやめておきました。

いやあ、どれもおいしかったしボリュームがあって満足感高し。これは駅から離れてても人気が出るわけだ。

店内にはあちこちに高田純次の万年カレンダーや著書が置かれていて、店主がファンなのかな?と思ったら逆で、高田純次がこの店の常連らしいですね。頻繁に食べに来たらそのうち遭遇できたりするんでしょうか。

私もすっかりこの店のファンになってしまいました。全メニュー制覇してみたい勢い。ランチタイムもいいけど、夜に一人か二人でふらっと来てここの中華をつまみながらちょっとビール飲んで帰る、みたいなことをやってみたい。

近いうちにきっとまた来ます。
ごちそうさまでした。

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