シャープのフラッグシップスマホ「AQUOS R9 pro」発表――1インチを超えるライカ監修カメラシステムを搭載 – ケータイ Watch
シャープがカメラに注力したフラッグシップスマホ「AQUOS R9 pro」を発表しました。
これここのところすっかり存在感がなくなってしまった日系メーカーのスマホでは久々にガッツリ物量を投入した意欲作じゃないでしょうか。まあシャープは親会社が鴻海(台湾)だし NEC と FCNT(旧富士通)は Lenovo(中国)傘下だし、もはや日系メーカーって何?という状況ではありますが。
Android スマホとしては Snapdragon 8s Gen3 に 12GB RAM、最大 120Hz 駆動のディスプレイ、ベイパーチャンバー放熱機構、とフラッグシップ機としてのスペックは一通り備えています。その上で最も力が入っているのがカメラ仕様。ライカ監修という名前はさておいても、以下の通りスマホでここまでのカメラを搭載した機種は今までにありませんでした。
カメラ | 超広角 | 広角 | 望遠ズーム |
---|---|---|---|
焦点距離(35mm 版換算) | 13mm | 23mm | 65-182mm |
F 値 | 1.8 | 2.2 | 2.6 |
センサーサイズ | 1/2.5″ | 1/0.98″ | 1/1.56″ |
画素数 | 5,030 万 | 5,030 万 | 5,030 万 |
広角カメラの 1/0.98inch というのはほぼ 1inch センサーとみなして良いとしても、望遠カメラにも比較的大きな 1/1.56inch(ほぼ 2/3inch 相当)センサー搭載というのが魅力的。これまでの 1inch カメラ搭載スマホだと例えば Xperia PRO-I では超広角から順に 1/2.5″、1″、1/2.9″ というセンサーサイズでしたからね。24mm 相当のカメラはパースがつきすぎるから私がスマホやコンデジで撮影する差違には 35~50mm 相当の画角で撮ることが多いのですが、そうするとせっかくの 1inch センサーのおいしいところが使えないのがこの手のカメラ特化スマホを買わない理由でした。私はいまだにスマホカメラはほぼメモ用途か SNS 投稿程度に限定しもっぱらミラーレスまたは RX100 III/ZV-1 で撮っているのですが、AQUOS R9 pro くらいのスペックがあればそろそろコンデジはお役御免にしても良いかもしれません。あとはカメラ内での画像処理がどうなっているか次第ですね。スマホカメラ、エッジを立てすぎたり高感度画質がベタ塗り状態だったりするものが多いので。
私は年明けがスマホ(Xperia 5 IV)の更新タイミングだからこの機種けっこういいかも…と思っているのですが、ネックはそのサイズ感。外寸・重さともに iPhone 16 Pro Max とほぼ同じで私にはちょっと大きすぎる。しかもカメラの出っ張りもかなり邪魔になりそうだし…スマホとしてではなく「通信もできるカメラ」を持ち歩くつもりならば許容範囲なのかもしれませんが。
昨日まではまあ順当に Xperia 1 VI に機種変するか(Xperia 5 VI が出なさそうなので)と思っていたのですが、AQUOS R9 pro が店頭に並んだらとりあえず触りに行こうと思います。
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