ガンプラの部分塗装に試してみたDSPIAEの水性アクリルマーカーがあまりにも良くて、その後十色近く買い足してしまいました。スタンダードカラーはほぼ全色揃ってしまった(笑)。その途上でヨドバシ模型売場のDSPIAEコーナーでこんなものを見つけたのでこれも試してみました。
ガンプラでよくある「ボールジョイントが緩くて保持できない」「少し動かしただけでパーツが脱落してしまう」といった問題を解決するためのツールです。DSPIAE、単なる塗料メーカーではなく模型工作ツールの総合メーカーで、実に幅広い製品を扱っています。
ボールジョイントの強化というとボールに瞬着(瞬間接着剤)を塗って太らせる手段がよく知られています。でも瞬着をつけるということは樹脂が瞬着と化合して物性が変わる→元の素材よりも脆くなったりしそう(化学詳しくないから単なるイメージだけど)で個人的にはちょっと怖い。それに対してこの関節強化ペンは樹脂を冒さずにボールジョイントを太らせることができるということで、買ってみました。
ペンの形状はクレオスのガンダムマーカーと瓜二つ。もしかしてガンダムマーカーから型取りしてコピーしたのかと思ったけど並べてみると長さやディテールが微妙に違う。単に真似ただけということのようですね。ガンダムマーカーと同じペンケースに入れておいたら取り違えそうなのがちょっと怖い。
そんなわけでペン先もガンダムマーカーと同じ形状。まあ主にボールジョイントに塗るわけだから平形が塗りやすくて良いと思います。
使い方は何も特別なことはなく、単にこのペンで太らせたいボールジョイントを塗っていくだけ。
今回は、以前作ったREVIVE版ガンキャノンの足首が緩い(トップコート時にボールジョイントタイプの持ち手棒を使ったら微妙に径が大きくてポリキャップがバカになってしまった)のを補修します。
塗るとペン先から出た乳白色の液体がボールジョイントに付着します。
数分放置すると乾燥して乳白色が透明に。この塗膜は水性接着剤とのことなので樹脂を冒さず表面にやや粘性のある塗膜を形成します。
ただこの塗膜はやや光沢感を持っているため、模型をつや消し~半光沢で仕上げる場合は関節の外から見たときにあまり目立たないように(ボールジョイントの中心線よりも軸側にはあまりはみ出さないように)塗った方が良さそうです。
今回は「ちょっと緩い」程度だったから一度塗りでガッチリ安定しました。それでも緩い場合は重ね塗りも可能です。
ボールジョイントを使っているキットであればこれを使えば瞬着で調節しなくてもお手軽に関節強化できて便利。実際けっこう売れているようですね。
最近のガンプラはKPS(強化ポリスチレン)素材の開発によってポリキャップの使用率もかなり下がってますが、ボールジョイント以外でも細かいパーツがポロポロ落ちるケースは新しめのキットでもままあります。そういうのの救済も含めて使いどころは多そうです。








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