「白の軽キャノンだと?ドズル中将を討ったという連邦のニュータイプか」
先日プレミアムバンダイで発売されたHG セイラ専用軽キャノンを組み立てました。
GQuuuuuuXにおけるU.C.0079パートのクライマックスで登場した白の軽キャノン。パイロットはまさかのアルテイシア(セイラ)というのが衝撃的で、劇場先行版を観たその日から発売を待ち望んでいました。
軽キャノンはノーマルモデル、色替えで作ったシイコ機カラーに続いて三機目。ノーマルモデルの時点でセイラ機を出すことを前提としたパーツ構成だったから組み立て手順としては全く同じでサクッと組み立てられました。
色替えキットだからプラモとして特に新しく語るポイントはありません。部分塗装は例によって袖口~手の甲のオレンジ色フレーム部分のみで、他はほぼスミ入れ+トップコートのみで完成。赤い成型色を白に塗り替えたシイコ機に比べれば圧倒的にラクでした。
セイラ機の特典としてハンマー(赤いガンダムに付属していたものと同一)が付属します。というかこれ、元はセイラ機の武装だったものをソロモン内部で赤いガンダムと一緒にゼクノヴァした結果ガンダムの武器になったんでしたね。正史での名称は「ガンダムハンマー」だったけどGQ世界では本来ガンダムの武器じゃないから「キャノンハンマー」?になるのでしょうか。
軽キャノン、ノーマルカラーの全身真っ赤はなんか野暮ったさがあるのに四肢が白くなるだけでどうしてこんなにも精悍な印象に変わるんでしょうね。本来のガンダムを彷彿とさせるトリコロールも良いけど、背中のコア・ファイターまでもが青なのが専用機っぽくてカッコイイ。
そういえば劇中では一切「セイラ」という名前が出てきていないのにこのプラモが「セイラ専用」と名付けられたことで、GQ世界のアルテイシアもセイラ・マスを名乗っていたことが判明。
アニメではわずか四十秒足らずの登場シーン(数えた)だったにも関わらず圧倒的な存在感を残した軽キャノン。というか、GQuuuuuuXという作品って全体的に圧縮されすぎてて「このMSの戦闘シーンがもっと見たかった」っていうのがあまりにも多くないですかね。来年出るBlu-ray、1巻あたり二万円もとるならそういうシーンを補完してボリューム増してくれるのであれば喜んで払うんですが…。
今回、せっかくだからもう少し情報量を増やしたいな…と思ってビームサーベルの柄にあるオレンジ×黒のマーキングを再現してみました。地を黒で塗り分けた上にハイキューパーツのラインデカール(オレンジ)を切り貼りしたらかなりイイ感じに。せっかくだから赤いガンダムや他の軽キャノンにも追加して自己満足度アップ。
連邦のエースパイロット同士、ということでもしかしたらシイコとMAVを組んでいた時期もあったのでは…という妄想の1カット。ある程度技量の近いパイロット同士じゃないと成り立たないでしょうからね。
しかし、改めて考えてみるとシイコが言っていた「連邦軍時代のMAV」という話はツッコミどころではないでしょうか。
モビルスーツ2機によるM.A.V.戦術ってシャアとシャリア・ブルの戦い方が雛形になったということになっていますが、それって時間軸的には一年戦争の末期ですよね。そこからM.A.V.戦術がジオン軍内に広まったとして、さらに連邦軍にも模倣されて一般化する前に戦争は終わっているんじゃないかと思います。まあガンダムで時間軸の話をするとモビルスーツの開発ペースが異常すぎることにも突っ込まざるを得なくなるので、そこは触れてはいけないのでしょうが(笑。
プレバン限定のこのキット。最近はプレミアムバンダイにも転売ヤーが入り込むようになってしまい手に入れるのもひと苦労なわけですが、このキットに限って言えばノーマルモデルからの色替えがほぼマスキング不要(必要なのは手先のオレンジ色フレームだけ)でできてしまうのがせめてもの救いではあります。あとは赤いガンダムからハンマーを取り返してくれば完成(笑。バンダイも、GQザクを量産・シャア・軍警と3パターン市販するくらいならこのセイラ機も一般販売してくれればいいのに。
ちなみに劇中では使用シーンはありませんでしたが通常モデル同様にビームライフルも付属します。
ソロモン戦でセイラ機がライフルではなくハンマーを装備していた理由、私は以前X(Twitter)で見かけた「GQ世界では実はアムロがホワイトベースのオペレーターをやっていて、正史(5話「大気圏突入」)でアムロがビームライフルを要求したのにセイラが『今はガンダムハンマーしか射ち出せないわ』といってハンマーを渡したことに対して時空を超えて意趣返しした」説を支持しています(笑
そのソロモンでの対赤いガンダム戦の再現!これがやりたかった。可動の関係上ポージングが完璧に映像の再現とはいきませんが、かなり良いセンいってます。
この直後に赤いガンダムがゼクノヴァを起こした原因、ここでシャアがセイラを危うく殺しかけた瞬間があったことで正史のララァ死亡の瞬間とリンクしたのでは…とBeginningを観た時点では思っていたのですが、最後まで観た今となっては「ソロモンの崩落事故でシャアが死にそうになったから〈向こう側〉のララァが意図的にゼクノヴァを発生させてシャアを救った」ということだったんでしょうね。各々のゼクノヴァ発生の理由とかそれによってどこに転移させられたか等は劇中ではほとんど説明がないのですが、それ故に想像の余地があるというものです。
個人的にはギャンの次に欲しかった機体が組み立てられて満足です。でもGQuuuuuuXのガンプラは今後もまだまだリリースされるんだよなあ。











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