浅草にイイ感じの喫茶店があるとのことで立ち寄ってきました。
浅草寺近く、伝法院通に面した昔ながらの喫茶店です。創業は1988とのことでギリギリ昭和世代。周囲には和系のお店が並んでいるけど違和感なく馴染んでいます。
最近こういうレトロ喫茶を巡るのがちょっと愉しいから期待が高まります。
店内はこんな感じ。ああ、子どもの頃の「喫茶店」のイメージってこんな雰囲気だった!というのを思い出しました。でもどの辺が「カリブ」なんだろう…?と思ったらBGMがマンボ等のラテン音楽で、ちょっとウキウキした空気が漂っています。
実は複数回行ってみたのですが、休日は過半数がレトロ喫茶好きの若い女性、平日は過半数が浅草観光の外国人客、という具合にキレイに棲み分けられていました。でも基本的には女性客ということでちょっぴり肩身は狭いけど、そういうのも含めて許容してくれる懐の広さも同時に感じます。
メニューは種類がとても多い。とはいえ昭和喫茶の定番メニューばかりで逆に安心感ある。
そんな王道喫茶メニューに交じってボルシチがイチ押しっぽいのも気になる。ボルシチ、自分よりも一世代前の洋食の定番だったような記憶。
まずは軽食から。
ピザトーストはもはやイメージ通りの見た目と味。チーズにトマト、コーン、ピーマン、マッシュルーム…間違いない組み合わせ。
パンが分厚くてフカフカなのも良いじゃない。一枚でけっこうお腹いっぱいになります。
コーヒーはブレンド。こういう店に来たらスペシャルティよりもブレンドでしょう。
年季を感じる、けど上品な花柄のカップがこの店によく似合う。
甘味は豆かんを注文。普段はあまり食べないタイプの甘味だけど、個人的には浅草で甘味といったら豆かんなんです。
しっかり豆の味を感じつつ、淡泊な寒天に黒蜜の甘さが絡んでとてもいい。
豆と寒天、これがうまい甘味屋は信用できる。焼肉屋でいえばキムチのような、店の試金石だ。
続いてナポリタン。甘味屋の豆かんと同じくレトロ喫茶の軽食の試金石はこれでしょう。
見た目からしてど真ん中ストレートなナポリタン。フォークが紙ナプキンで巻かれてるのもこういう店らしくていい。
昔ながらのナポリタン・スパゲッティー。これこれ、これですよ。
風味や食感のためにベーコンだとかパリッとしたソーセージとかを入れず、薄切りのハムでちょっと歯ごたえが頼りないのが逆にそれっぽい。
こういう店に来たらクリームソーダを頼みたくなるというもの。
クリームソーダ柄のロングスプーンと、グラスの下にはステンドグラスのコースターが敷かれてるのが洒落てる。
もちろん味の方も期待を裏切らないザ・クリームソーダ。
ちなみにクリームソーダは青とか赤といった色の選択肢があって青と少し迷った挙げ句、王道の緑にしました。あれってかき氷のシロップみたいに見た目だけの違いで実は同じ味なんだろうか。
こちらはまた別の日。この店の人気メニューだというカスタードプリン(小)とアイスコーヒー。
プリンは小といってもまあまあ普通の大きさ。他のお客さんが頼んでいた大サイズはけっこう大きくて、二人でシェアするぐらいでちょうどいい量に見えました。
ちょっと固め、しっかり味のカスタードプリン。最近はとろけるプリンよりも一周回ってこういうのが好き。
生クリームにフルーツがふんだんに載ってくるのも嬉しいじゃないですか。子どもの頃はこういう甘味がご褒美だったのを思い出しました。
そしてこれも人気メニューというフルーツサンド。フルーツは旬によって変わり、今の季節はシャインマスカット。
浅草の老舗「ペリカン」製のパンはもっちり、ふっくら。そのパン以上の厚みをもった具材はフワフワの生クリームと大ぶりのシャインマスカット。こういうフルーツサンドって断面付近にしかフルーツが入ってないこともあるけど、ここのフルーツサンドは見えないところにもちゃんとマスカットが入ってるのが幸せ。
いやー、いい店でした。こういう喫茶店好き。
お店のママさんたちも品の良さがありつつも浅草らしい人情が滲み出ていて、そういうのが居心地の良さに繋がっているんだろうなあ。
喫茶店難民になりがちな浅草にあって、さほど並ばずに入れる(常に満席近いけど行列ができるほどではない)のもポイントです。
浅草に来る機会があったらまた来よう。
ごちそうさまでした。













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