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蒲田 ベトナムレストラン THI THI その3

「そうそう、このゴチャゴチャ感。蒲田、蒲田」

蒲田

ドラマ『孤独のグルメ Season4』の蒲田の聖地に久しぶりに行ってきました。

JR、東急、京急の3社5路線が利用でき、また大田区役所もある大きな街にも関わらず雑多なのが蒲田という場所。飲食店は餃子ととんかつが有名だけど、中華に韓国、イタリアンと各国料理も何でもありなのが蒲田です。駅前でもちょっと路地に入るだけで昼間っから飲んだくれるような立ち飲み屋もたくさん。あまり生活したくはないけどたまに来ると楽しいというのが個人的なイメージです。

蒲田メシどき行進曲。小規模の飲食店が立ち並ぶ通りを歩いてるだけでちょっとワクワクする。

三反田会計事務所

そういえば、ドラマの商談パートに出てきた場所にまだ行ったことがなかったのを思い出して寄り道してきました。太田区民ホール・アプリコのすぐ脇にある「三反田会計事務所」、実在する場所を名前もそのまま使ってロケしてたんですね。事務所のblogに当時の撮影風景が記されていました。

孤独のグルメ撮影風景・1 – 三反田会計のブログ
孤独のグルメ撮影風景・2 – 三反田会計のブログ

伊佐山ひろ子演ずる架空の事務員・白鳥美麗のキャラはSeason4随一のインパクトでした(笑)。

ここからベトナムレストラン「THI THI」までは歩いてほんの2~3分です。

ベトナムレストラン THI THI

THI THI

前回食べに来たのは五年前。蒲田の駅を出て歩くことってせいぜいJR・東急と京急の乗り換えのときくらいしかないからなあ。

ベトナムといえば先日放送されていたSeason11にもベトナム回がありました。あちらはベトナム人街にあるディープなお店だったけど、こちらは女性客も多くカジュアルな雰囲気。というか客層はほぼ女性客かベトナム人客かで占められている印象です。この日もディナータイムは予約だけでほぼ満席のようでした。

THI THI

まあとりあえずラルージュースビールから始めるでしょう!
まるで東南アジアかのように蒸し暑い現代日本の夏、味薄めでスルスル入っていくベトナムビールが案外合う。もはや日本ももう亜熱帯だよなあ。

THI THI

料理は五郎も食べてた肉入りおもちから。
見た目は小籠包っぽいし具材も似てるけど、包んでるのが小籠包のようなモチモチの皮じゃなくて正真正銘の餅。そこに魚醤ベースの甘いタレとナッツの香ばしさによってベトナム感が際立ってきてる。

THI THI

続いて久住さんが食べていたベトナム風水餃子。上にベトナムソーセージが載っかってくるのも嬉しい。

この水餃子、案が独特なちょっと濃いめの味付けでビールにめちゃくちゃ合う。さっきの肉入りおもちといい、材料や見た目は中華の点心に似てるのに全然別物のおいしさ。

THI THI

そしてもちろん海老の生春巻き。これを外すわけにはいきません。
春巻き自体も大きいけど中に入ってるエビがまた大きくてプリップリ。この食感と味は幸せ。そして濃厚味噌ダレもたまらないなあ。

本当は揚げ春巻き(チャージョー)も食べたかったけどこの日は売り切れでした。残念。

THI THI

五郎が「酸っぱい梨みたい」という感想とともに飲んでたタマリンドジュース。確かに見た目はちょっと色の濃い梨ジュースって感じだけど、タマリンドってどうも豆の仲間らしい。ということはジュースよりも豆茶に近い位置づけなのか。内臓や眼への薬効もあるらしいし、まさに豆茶。

THI THI

ベトナムビールだけじゃなくて日本の生ビールもあります。スッキリ、しっかりとした苦味となめらかな泡立ち。一杯目はベトナムビールを水のように吸収するので良かったけど、二杯目以降はやっぱりこっちが落ち着く。

THI THI

食べたことのないものも試してみよう、ということでブンタオサオ(小海老と豚挽肉の春雨炒め)。
これイイ!小海老の風味と豚肉のうまみが濃厚に春雨に絡んでビールが進む。絶対うまい確信があって頼んだけど期待以上の味。

THI THI

さらにバインセオ(ベトナム風お好み焼き)。
Season11のタン・ハーでも食べたやつだけどこれおいしいです。パリパリの衣の中にもやしを筆頭に様々な具材が包まれていて、添えられている野菜と一緒に食べる。ボリュームがあって味もいい。野菜にミントが混ざってるのもいいアクセントになってる。

東京で食べる、ベトナムの夏。
こんなふるさとなら、誰だって帰りたくなる。

THI THI

ビールはもう一つのベトナムの定番、333(バババ)ビールに移行。
こっちはラルービールよりも日本のビールに近い味。飲みごたえがありつつベトナムのおつまみにもよく合う。

THI THI

そして最後は2回目に来たときに食べて気に入ったバインミー!

ベトナムらしい食材がフランスパンに挟まれてる。これはきっとベトナムがフランスの植民地だった時代に生まれた料理なのでしょう。
戦争そのものは悲しい行為だけれど、交易や戦争という異なる文化圏の干渉の結果として生まれた新たな文化、食文化に思いを馳せるといろんなものが見えてくるようで面白い。その面白さが料理をさらにおいしく感じさせる。

THI THI

今回もおいしかったです。ベトナム料理って、中華や韓国料理よりも物理的な距離はあるのになぜか日本人の味覚に合ってる気がする。魚介や米を主体として発酵をうまく使った調理法なのが馴染むんだろうか。
やっぱりホーチミンと蒲田、似てるのかもしれない。

この味が恋しくなったらまた食べに来ます。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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