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中央区豊海「マグロ卸のマグロ丼の店」

豊海

時々むしょうに刺身とか生魚食べたくなることがあるじゃないですか、日本人って(主語が大きい)。私はかれこれ二年北陸に帰省できていないので、最近ちょっと生魚欠乏症気味。この一ヶ月くらいうまい刺身か海鮮丼が食べたくてしょうがなかったので、中央区豊海にあるというマグロ丼の店に行ってきました。

豊海は勝鬨の隣町。でもこのあたりって来たことがなく、今回は銀座四丁目からバスに揺られて来てみました。東京湾の埋立地エリアだけあって海が近い。でもお台場あたりとはちょっと違う、生活感のある東京湾。
そんな豊海埠頭の一角にお店がありました。

マグロ卸のマグロ丼の店

マグロ卸のマグロ丼の店

店名がどストレート。豊海って築地市場に対する物流拠点的な位置づけだったようですね。だから水産関連の倉庫や加工場が多い。この店はもとはこの周辺で働く人のためにマグロ卸がマグロ丼を提供し始めたのが成り立ちのようです。

それにしてもこの店構え、マグロ丼の店というより海の家か何かのようなカオス感。こういうゴチャッとした感じ、非日常を感じられて嫌いじゃない。

マグロ卸のマグロ丼の店

店に入ったところにあるメニュー表で料理を選び、タッチパネル式の券売機でオーダーする仕組み。意外にも(?)決済は一部電子マネーにも対応していました。

事前にウニ入り海鮮丼を食べようと思って来てみたけど、残念ながらウニは価格暴騰により入荷なし(泣。でも他のマグロ丼や海鮮丼もおいしそうだから、その中から選んでいきます。

マグロ卸のマグロ丼の店

店内はこんな感じ。普通の屋内席+テラス席みたいな作りかと思ったら…ほぼ全部テラス席(笑。窓代わりに透明ビニールシートが張られて雨風がしのげる席もありますが、基本的には屋根がついているだけのオープンテラスです。テーブルや椅子(スツール)の雰囲気も相まって、完全に海の家感。

マグロ卸のマグロ丼の店

そして、何故か自由に使えるウエイトトレーニング機器まで設置されています(笑。さらにはフリー Wi-Fi はまだ分かるとして、コピーやプリンターまで利用可能という。
一体ここは何空間なんだ…。

マグロ卸のマグロ丼の店

座席を確保して待っていたところ、店内アナウンスで自分の食券番号が呼び出されました。カウンターまで自分で受け取りに行くスタイルです。

中トロだけ丼/豪華マグロ丼/マグロづくし丼の三択で迷った挙句、選んだのは豪華マグロ丼(特盛)。ついでに温かい汁物も欲しかったから痛風汁を追加しました。

マグロ卸のマグロ丼の店

豪華マグロ丼は赤身・中トロ・大トロ・ビンチョウ・ネギトロがたっぷり乗ったその名の通り豪華な一杯。
これは見ているだけで幸せになります。

マグロ卸のマグロ丼の店

カウンター席の向こうはもう東京湾。対岸には晴海が見えています。
今まで市場メシも含めいろんな店で海鮮丼を食べてきたけど、眼前に海を臨みながら食べるのは初めて。海鮮丼を食べるのにこれほど贅沢な環境もないでしょう。東京湾でマグロが獲れるわけじゃないけど。

マグロ卸のマグロ丼の店

刺身がいちいち厚切りなのが嬉しい。中トロや大トロまで遠慮なく分厚いのが入っていて、たまりません。
安い具の中に申し訳程度にマグロが混ざっている海鮮丼じゃなくて全部マグロ、の満足感。しかも鮮度も脂乗りも十分。さすがマグロ卸がやっている店だけのことはある。

マグロ卸のマグロ丼の店

そして痛風汁。名前からしてギルティな一杯(笑
濃いめの汁の中にあん肝、白子、カキが入った罪深い味噌汁です。でもうまい。これ飲んで痛風になるのなら本望とさえ思えてしまう。

豊海

青い海と空を眺めながら食べるマグロ丼のうまさ。銀座からバスでほんの 15 分でこの非日常、これはちょっと癖になりそう。
今までは首都圏でうまいマグロを食べたければ三崎と思っていたけれど、お手軽においしいマグロを食べつつ解放感に浸りたければこの店に来ればいいんですね。

きっとまた思い立って食べに来ることになるに違いない。
ごちそうさまでした。

コメント

  1. 丁稚 より:

    痛風汁で吹きました

    • B より:

      ひどい商品名ですよね!(笑
      でもこういう挑戦的なことをされると逆に頼まずにはいられないというものです。美味かったですよ。

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