わずか100kmながら色んなことがありすぎた! 大雨、ラッセル痛恨リタイア、そしてマクラーレン同士討ち……優勝フェルスタッペン|F1シンガポールGPスプリント
最強フェルスタッペン降臨! 全周リードでシンガポール初制覇。アントネッリ3位で初王座に王手!|F1シンガポールGP決勝
先週末開催されたシンガポールGPは同グランプリ初のスプリント週末でした。が、そのスプリントが雨のため30分のスタートディレイでその後の予選も開始時間が遅らせられることに。シンガポールなんて高確率でスコールに見舞われるんだから夕方にスプリントやって夜に予選というスケジュールがそもそも無謀だと思うんですけどね…。しかも抜きにくくクラッシュリスクの高いコースでスプリントをやってもみんな無理しないから展開の少ないレースにしかならないし、何のためのスプリントなんでしょうね。
■レッドブル
そんなシンガポールGPを制したのはマックス・フェルスタッペンでした。単に勝っただけでなくスプリント・決勝ともにPPからの優勝、という完全勝利。メルセデスの自滅があったとはいえフェルスタッペンがここまで猛威を振るうとは。一週間前のバーレーンからまるで2022~2024年のフェルスタッペンが帰ってきたかのような強さ。やはりクルマがアップデートで速くなり、同時にマックス好みに仕上がってきたということでしょうか。
一方でハジャーはスプリントではPUトラブルでリタイヤ、決勝に向けた予選でもギヤボックストラブルでタイムが出せずQ1敗退。決勝では最後尾スタートからなんとか10位入賞まで上げてきましたが、まるでフェルスタッペンの分の不運を一身に受けているかのような状況。マックスが速くなればなるほど差も開いていくし、結局いつものレッドブルが戻ってきた感じがします。
■メルセデス
またしても運のなかったラッセル。スプリントでは2番手から好スタートを決めトップを奪ったものの1周目の最終コーナーで単独スピンしてリタイヤ。また前戦バーレーンで故障したPUを交換したことによるペナルティーで決勝は後方からのスタート。僚友アントネッリはイタリアGPでPU交換ペナによる19位スタートから大逆転優勝を決めたけど、ここシンガポールではそうはいかず9位入賞が精一杯。またしてもアントネッリの後塵を拝し、チャンピオンシップでの差をさらに広げられました。
アントネッリもマシンアップデート後のセットアップが決まらないようで今回はフェルスタッペンと勝負さえさせてもらえませんでした。でも終わってみればスプリント4位、決勝3位表彰台で合計20ptを持ち帰っており、これはチャンピオンシップ上の直接のライバルであるラッセルとハミルトンよりも多い得点です。アントネッリ的には十分いい仕事ができたレースということになるのではないでしょうか。自分が勝ててなくてもフェルスタッペンが他のライバルのポイントを奪ってくれるんだからこれほどオイシイことはありません。
今回のレースでアントネッリとラッセルのポイント差はついに102に。次のオースティンでアントネッリが勝ってラッセルが10位以下/ハミルトンが4位以下だったらチャンピオン確定です。まあさすがに次で決定はないだろうけど残り2~3レースで決まっちゃうでしょうね。
■マクラーレン
ハンガリー~オランダと連勝して「やっぱり底力あるな」と思っていたマクラーレン、後半戦に入ってからすっかり存在感がなくなってしまいました。やっぱりレギュレーション変更直後のシーズンはカスタマーPU勢は失速するジンクスから逃れられないのか。
それにしてもスプリントレースの残り1周というところでノリスがピアストリに仕掛けて接触したシーンは酷かったですね。バーレーンでもSCラン中にノリスが不注意でコースアウトする場面があったし、去年チャンピオンを獲ったとはいえムラのある感じは変わらないなあ。
■アストンマーティン
バーレーンでアロンソが8位入賞し希望の光が見えたと思ったアストン、今回はまたしても酷いレースでした。良かったのはスプリント予選でアロンソがSQ1突破できたことくらい?あとは見どころが全くなかったですね。マクラーレン・ホンダ初年度(2015年)に匹敵する絶望のシーズン、最後までこんな感じなんでしょうか。
それにしても今回のシンガポールはスプリント・決勝ともに動きのないレースでキツかったです。決勝は終盤の10ラップくらい半分寝落ちしてしまったほど…。次のアメリカGP、オースティンはオーバーテイクができるサーキットなので、面白いレースになることを期待しましょう。


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