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メモリースティックはなくなるの?

メモリースティックはなくなるの? (PC Watch:元麻布春男の週刊PCホットライン)

発売からこれまで、主に互換性に関してさまざまな問題を発生させながらここまできた「メモリースティック」というフォーマットに対する、現時点での総括ともいえるような記事。
なぜ初代メモステは 1GB までのロードマップを示しておきながら 128MB 止まりで切り捨てられてしまったのか?「モバイルムービー」を起ち上げておきながらあっさりとそれを捨てて『メモリースティックビデオフォーマット」へと移行した理由は?メモステ PRO の MagicGate 機能に対応する製品がつい今年になるまで登場しなかったのはなぜか?1GB 以上のメモリースティック PRO で互換性問題が発生した原因は?など、今までみんな何となく分かっていたものの真実が明らかにされていなかった問題について、追認するような形で真相が明かされています。

このところソニーには、メモリースティックの互換性などより、よほど大きな問題が生じている。ソニーBMGのrootkit問題、Walkman AシリーズにバンドルされているCONNECT Playerの不具合などだ。これらは、事業部も異なり、一見無関係のように見える。おそらくそれぞれの担当事業部も無関係だというだろう。しかし、外から見ていて、問題の根っこは同じではないのかと思えてならない。

と、上記メモリースティックにまつわる様々な問題から、最近の数々の問題を引き合いに出して苦言を呈していますが、まさにまさに仰るとおり・・・最近この手の批判が相次いでいながら、なかなか改善の傾向が見えないのは、(トップも現場もこれらの声に気づいている、ということを前提にするならば)組織やマネジメントの問題なのか、もはや(株価が底をついてから 2 年以上経ってもまだ本質的な体質改善ができないほど)組織が太りすぎてしまったからなのか。

と、いうことはさておき(この blog はあまりそういうのを記事にしないポリシーだった)、メモステがネタになっていたので、そういえば以前一時的に高速版メモステ PRO がディスコンになった際、流通在庫を見つけて確保しておいた高速版メモステ PRO Duo(MSX-M1GN)があったことを思い出し、通常版と比較してみました。
ベンチアプリは FDBENCH Ver1.01 で、比較対象は初代メモステ(MSA-64A)、現行ノーマル Duo(MSH-M128)、ノーマル PRO Duo(MSX-M256)です。

ModelReadWriteReadWriteRndReadRndWrite
MSA-64A105614189441427436E:\Removable; 10MB
MSH-M1283095532511615283610E:\Removable; 10MB
MSX-M2563252451630894581822E:\Removable; 10MB
MSX-M1GN53107196559871961250E:\Removable; 10MB

ModelCopy2K32K256KVariable
MSA-64A325576420222841MB; Operation/min
MSH-M1283645884682821201MB; Operation/min
MSX-M2563044323242821801MB; Operation/min
MSX-M1GN3434683603182281MB; Operation/min

こうやって比較してみると、現在のノーマルメモステ(紺色)と通常速版 PRO(白または黒)ではほとんどスピードに違いはないんですね。いずれも実行速度で通常のメモステの 3 倍の速さ(ぉ で、ノーマルメモステと PRO の違いは書きこみ速度が保証されるか否か、の違い程度と言えそうです。
その一方で、高速版のメモステ PRO は本当に速い。通常版 PRO(←こういう表現も本来おかしいんですが)に比べて 1.5 倍近く高速ということになります。

とはいえ、今この高速版メモステ PRO を活かせるシーンってあまりないんですよね。PSP などで観るための動画を高速に転送できるという以外には、Cyber-shot も連写が強くないのでメモステの速さを使い切れてないし。
やっぱりメモリースティックは主に PSP 需要に(性能も、出荷数も)今のところ頼らざるを得ないんでしょうかね。まあ、PSP が出てからメモステ Duo 自体だいぶ売れているみたいだし、スゴ録も LocationFree も最近は PSP 効果にあやかってる部分はあるので、まさに PSP さまさまというところなんでしょうか。

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