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Manfrotto 327RC2

14217-2969-222223

箱根ツアーで借用した Manfrotto 製品、雲台は 2 種類借りたうちの一つめはこれでした。

Manfrotto / ジョイスティック雲台 327RC2

Manfrotto 327RC2

だいぶ前から気になっていたジョイスティック雲台。ボール雲台の角度調整機構にジョイスティックを採用したユニークな製品です。
私は 190CXPRO4 での雲台は 804RC2 を使っていますが、3Way 雲台は風景写真など、じっくりアングルを決めて撮るようなシーンには正確なフレーミングができて便利だけど、調整の迅速さという点では正直かなり不利。その点、パンやティルトのしやすさではボール雲台系かビデオ雲台系が有利なので、そういう意味でボール雲台+パン棒的に扱えるこのジョイスティック雲台は試してみたいと思っていました。

Manfrotto 327RC2

カメラとの接続はクイックシュー RC2 経由。基部には水準器もついています。

Manfrotto 327RC2

ボールジョイント部はステンレス製で剛性感があります。ボールの直径も大きいので、安定感と微調整のしやすさを兼ね備えています。耐荷重 5.5kg は伊達じゃない。
これでもステンレスボールの内側は空洞になっているので、見た目ほどは重くありません。とはいえ 620g という重さはあります(これでボールが完全に金属だったら 1kg 近く行っていそうなので、スペックから考えれば軽いとは思います)。


Manfrotto 327RC2

ジョイスティック部。しっかりとしたマグネシウム製のグリップにラバーが貼られ、なかなか握りやすくなっています。ただこのグリップのサイズ自体が欧米サイズなので、私の手にはちょっと余る印象。多くの日本人には一周り小さい 324RC2(こちらはマグではなくて樹脂製)のほうが合うように思います。
で、雲台の角度調整は、このグリップを握り込むとボールが緩み、離すと締まる構造になっているので、グリップを握りながら微調整してやります。一般的なボール雲台だと、ネジでボールを締めたり緩めたりしながら角度を合わせていくので、それに比べると大幅にスピーディ。ジョイスティックのおかげで微調整もやりやすい、と、良いことずくめ。

ちなみに長期間使っているとボールが緩くなってくることがあるようですが、その場合はグリップレバーの付け根あたりにあるネジを締めてやると固めになるようです。

Manfrotto 327RC2

グリップの裏側にはフリクションコントロール用のダイヤルがついていて、これを回すことでボール部の摩擦係数が調整できるようになっており、微調整したいときには締め気味にしてやると細かな調整がしやすくなります。逆に大きく動かしたいときには緩めます。

Manfrotto 327RC2

この製品には Manfrotto のロゴ入りバンドがついていて、説明書によると、長期間使わないときはこれでレバーを巻いておくようにしてください、とのこと。どういう効果があるのか分かりませんが、レバーのバネが伸びた状態にしておくとよろしくない、ということでしょうかね・・・。

Manfrotto 327RC2

カメラを載せてみたところ。レバーは右手用だけでなく左手用にもセットできますし、もちろん縦位置撮影にも対応しています。
上の写真では 50mm をつけていますが、ボールの保持力はかなり高いので、望遠レンズにも余裕で耐えてくれそうです。ちなみに、今までに展示会等で触ってみたときには、レバーを離した状態でも力を入れるとボールの角度が変わってしまうことがあったのが気になっていましたが、実際には(レバーが緩んでさえいなければ)よほど力を入れないと勝手にカメラが傾いたりすることはありませんでした。なので、ボール雲台としては信用して良い品質を持っていると思います。

Manfrotto 327RC2

※注:本製品はトランシーバーとしては使用できません(ぉ。

この雲台、実際に使ってみたら非常に扱いやすかったので、俄然気に入ってしまいました。問題はそこそこ良い値段がする(実売¥20,000 前後)ので、簡単には手が出ないところでしょうか。超望遠レンズさえ使わないなら下位機種の 324RC2 でも良いんですが、これまた微妙な価格差。悩みます・・・でも、レンズに半端なお金を使うくらいなら、撮る被写体にもよるけど三脚と雲台にコストをかけたほうが良い写真が撮れることも少なくないと思うので、もうちょっと思案してみよう。

Manfrotto / ジョイスティック雲台 327RC2

B003CRH1P0

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