ガンダムである必要がないガンダム・・・と言われながらも、私の中ではガンダム作品の上位にランキングされているこの作品。DVD 版も持っていますが、BD の発売を待っていました。時間のない昨今ではありますが、何とか時間を作って視聴。
以前買った DVD 版には正直なところ画質面で不満が強く、この BD 版でどの程度改善されているか、気になっていました。というか改善されてなかったら金返せよコノヤロー!と言おうと思ってた(´д`)。
その DVD 版の画質はこんな感じ。
まあ再生画面をデジカメ撮影しているので、写真では細部まではちょっとわかりにくいですが、DVD だとしても全体的にエッジが甘く、動きの大きい場面ではすぐ精細感が失われるし、何よりも『地球光』『月光蝶』両方で全体の半分以上のシーンで画面の右側に白いノイズが出ています。
この白いノイズはずっと同じ位置に出ていて、シーンによって出ていない部分もあるので、フィルム側の問題というよりもテレシネ時に使ったフィルムスキャナ?の問題でしょう。
オーサリング技術の進歩や高ビットレートの割り当て、あるいはプレイヤー/テレビ側の補完技術によって、最近の DVD パッケージ(特にアニメ系)は HDTV で観てもけっこう鑑賞に堪えるクオリティになってきていると思いますが、この DVD はもう 9 年も前の発売。最近の DVD とは明らかに画質が違うのは仕方ないですが、それにしても画面右端の白ノイズは許し難いレベル(技術の進歩云々以前の問題)ですし、このクオリティで 1 本あたりの定価¥6,300 はないだろとずっと思っていました(´д`)。
それが今回の BD 版でどの程度良くなったかというと、
エッジはくっきり、コントラストはっきり、変なノイズもなくなってクリアな画質で楽しめるようになりました。まあ HD を前提に作られた作品でもないのでそのへんは割り引いて観る必要がありますが、BD パッケージとしては及第点をあげていいレベルじゃないでしょうか。
35mm フィルムの HD テレシネからやり直しているようで、コマ単位での画質はとても良いと思いますが、コマ揺れが修整されていないのでけっこうガタガタが気になる。そこまで手間をかけてほしかったというのはちょっと贅沢すぎるでしょうか・・・。ただ、DVD があの状態だったので、相対的な満足度としてはかなり高いです。
今回は初回生産限定の『地球光』『月光蝶』の 2 本パックを購入しましたが、キャラデザの安田朗氏(ストリートファイターの人ですね)描き下ろしのスリーブをはじめ、いろいろと購入特典がついてきました。私はこういう特典にはあまり興味がないほうですが、つい懐かしかったので。
まずは劇場公開時に販売されたパンフレットの縮刷復刻版。私はこの映画をリアルタイムで劇場に観に行ったので(1 年だけ富山で働いていたときに、高岡ピカデリーまで車を飛ばして観に行った)、そのときに買ったオリジナルのパンフレットを引っ張り出してきてみました。印刷色の微妙な違いはあれど(オリジナルの方が色褪せている可能性もありますが)、ほぼそのまま縮刷されていて、ちょっと感激。
そういえばこの映画も劇場公開されて 9 年半経つんですね・・・私も歳を取るわけだ。
ほかについてきた特典は生フィルム。
『地球光』のほうに入っていたのは、キエルに扮したディアナが飛行船に乗り込むシーン(だと思われる)。これはまあ当たりの部類でしょう。
で、『月光蝶』のほうは、コレン・ナンダーが最後の特攻をかけるシーンかな。こっちは当たりなのかハズレなのか判断が分かれそう(笑。
ともあれ、やっぱり∀はいい作品だわー。ただやっぱり劇場版だとその醍醐味の半分も味わえないので、この作品はテレビシリーズで観るべきですね。ということで、TSUTAYA でテレビシリーズの DVD を 1 巻から順に借りてきているのは内緒です(ぉ。
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