先週発売された最終話の Blu-ray、当然購入済みです。GW にホームシアターにて鑑賞しました。
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け [4K UHD MovieNEX]
映画館で三回、それも IMAX 3D・IMAX レーザー/GT・ドルビーシネマという設備で鑑賞済みなわけですが、やはり自宅環境でこれが観られるのはまた違った喜びがあります。特に、私がもともと 18 年前にホームシアターに手を出したのは「自宅のシアターでスター・ウォーズの DVD が観たい」というのが大きな目的の一つだったので、SW の完結編を自宅の 4K プロジェクタで観られるというのは感慨もひとしお。あいにく BD プレイヤーがまだ 2K 止まりなのがちょっと惜しいけど、これも近いうちに 4K 対応プレイヤーに買い換えるつもりです。
本作を最初に劇場で観たときには、いきなり銀河皇帝パルパティーンが復活したことになっていることに面食らいました、前作『最後のジェダイ』までは一切そういう話が出てこなかったから唐突感はあります。しかし最後まで観ると前作でライアン・ジョンソン監督がいろいろと新しいことに挑戦しすぎてとっちらかってしまった物語を、J・J・エイブラムス監督が何とか繋ぎ合わせて辻褄を合わせたことが理解できました。前作ではライトセーバーを放り投げたルークが本作では「ジェダイの武器に敬意を払え」と言うのも、カイロ・レンの仮面を砕いたベン・ソロが今回それを修理するのも、そういう前作でやり過ぎたことに対する揺り戻しでしょう。
新三部作で登場人物の世代交代を果たして「スカイウォーカーの血の呪縛」から SW を解き放とうという試みは多くのファンに受け容れられず、結局はこの三部作を「スカイウォーカーの物語の完結編」として描かざるを得なかった。そういう視点で見ると、細部では所々に強引な展開も見えるけれど、『最後のジェダイ』で追加された設定や伏線もうまく取り込みつつ物語を大団円へと導いています。基本的に与えられた創作物に対しては批判するよりも素直に楽しみたい私としては、「JJ よくやった!」と言いたい。細かな違和感はあれど、最後にあのタトゥイーンの二つの太陽を見せてくれたことで全て許せてしまう気がします。
ディズニー/ルーカスフィルムは既に次の劇場用作品の企画に取りかかっているようですが、スカイウォーカー一族の登場しない SW はどのような話になるのでしょうか。『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』『マンダロリアン』でその片鱗は見せてくれていますが、いずれも既存作品のサイドストーリー的な印象は否めません(『マンダロリアン』はまだ完結していないので全体像が分からないけど)。今はとりあえず、ようやく全 9 作の Blu-ray が揃ったので、GW の残り時間を使って最初から観直してみますかね。4K BD プレイヤーも早く買わないと…。
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