[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]
先日南雲さんの写真展「Lens of Tokyo -東京恋図-」を見に行って以来私もなんかあんな感じの写真を撮りたくなって、久しぶりに街のスナップ写真を撮っていました。私はプロ写真家じゃないしカメラもライカじゃないけど、南雲さんはほぼ Super-Vario-Elmar-SL 16-35 で撮っていたし、私も Vario-Tessar 16-35 で東京の建造物を撮ってみようと。
都心はオリンピック合わせでたくさんの巨大建造物が一気に生えてきたこともあり、過去に歩いたことがある場所でも久しぶりに来てみると全く違う光景になっていることが多い。そこに超広角レンズを向けると、見たことのない東京が見えてきました。
[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]
コンクリートと鉄骨とガラスで構築された、幾重にも重なったレイヤーのような街並み。昼夜問わず光に照らされ、あちこちの壁面で動画コンテンツや広告が動いている。かつて SF の世界で描かれていたサイバーパンクの未来絵図は、実際ある程度実現されちゃっているよなあ…と今の東京を見ると感じます。別に車が空を飛んだり治安が悪くなったりはしていないけど、かつて誰かが想像した未来は他の誰かによって現実のものとなりました。想像が結果的に予言になることって、人の世では比較的よくあることだと思うのです。
[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]
もともと少し苦手意識があった超広角だけど、FE 16-35/F4 を買って以来すっかりハマっています。
同じ 16-35/F4 でも EOS 5D ではここまで楽しく感じなかったのに α7 だと超楽しい。ライブビューとチルトがあることで広角らしいアングルが探りやすくなったからでしょうかね?
[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]
真新しい高層ビルの谷間にぽっかりと昭和が生き残っているのもまた東京らしい。
新旧が入り交じって、なおかついつもより人が少ない東京を今年はできるだけ写真に残しておきたいと思いました。
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