[ Sony RX1 ]
都ぞ弥生の雲紫に 花の香漂ふ宴遊の筵
尽きせぬ奢に濃き紅や その春暮ては移らふ色の
夢こそ一時青き繁みに 燃えなん我胸想ひを載せて
星影冴かに光れる北を
人の世の 清き国ぞとあこがれぬ
[ Sony RX1 ]
北海道小旅行の最後に、北海道大学のキャンパスで写真散歩してきました。
東京では紅葉はまだまだこれから、といったところですが、札幌の紅葉はまさに最盛期。むしろ一週間遅かったら終わり始めているだろうという絶好のタイミングで、素晴らしく美しい。
[ Sony RX1 ]
北大には初めて来ましたが、このキャンパスがまた、古き良き国立大学という感じで、雰囲気がいい。大学、中でも国立大学のキャンパスは、緑が多くて敷地に余裕もあって、一般人の出入りにも寛容だったりするので、散歩にちょうどいい。私も少し学生時代を思い出して、懐かしい気持ちになりました。
[ Sony RX1 ]
そして、この紅葉。色づき加減も絶妙なんですが、東京で見る見ごろの紅葉と違うのは、光線状態によるものでしょうか。東京から直線距離で 1,000km も北ともなると、昼間でも太陽の位置が低く斜光になるわけで、柔らかい光が紅葉を透過すると、とても美しく、味があります。
[ Sony NEX-7 / Sony E 18-200mm F3.5-6.3 OSS ]
道の脇にふと目をやると、当たり前のように羊が牧草を食んでいたり(!)。
そういえば、一昨日食べたジンギスカン、うまかったなあ(←
[ Sony RX1 ]
北大のキャンパスは、さすが北海道だけあって…私の知っている他のどんな大学よりも、広い。実際の広さ云々というよりも、ひろびろとしている、というのが正確か。
ウィリアム・スミス・クラークは、この北海道で “Boys, be ambitious” と言ったらしいけど、このキャンパスにいたら、あくせく勉強や研究をするのがばからしくなりそうな気もします(笑
[ Sony RX1 ]
どこにカメラを向けても画になる…そんな場所です。
けっこう軽い気持ちで見に来てみましたが、被写体になるものがたくさんありすぎて、かなり真剣に撮ってしまいました。
[ Sony RX1 ]
秋ですね。今年ももう残り二ヶ月を切っているんですよ(焦
[ Sony RX1 ]
東京がこれだけ見事な朱や黄色に覆われるのは、少なくとも二週間くらい後。一足先に「秋らしさ」を満喫しました。
[ Sony RX1 ]
豊かに稔れる石狩の野に 雁遥々沈みてゆけば
羊群声なく牧舎に帰り 手稲の嶺黄昏こめぬ
雄々しく聳ゆる楡の梢 打振る野分に破壊の葉音の
さやめく甍に久遠の光り
おごそかに 北極星を仰ぐ哉
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