次女の小学校の卒業式でした。
途中、何度か学級崩壊的な状況もあって娘の精神的にはけっこうしんどい時期も長かった六年間。今はよくがんばったという思いが強いです。中学校では落ち着いて過ごせることを願っています。
さておき、というわけで本日でお役御免となった土屋鞄のランドセル。六年間使った後の状況を以前クマデジさんが書いていたので、それに倣って私も書いてみむとて書くなり。
次女が使っていたのは土屋鞄の 2016 年モデルのランドセル。コードバンやヌメ革といった高級品とは違ってクラリーノ製のベーシックモデルですが、本人がこの色(茶×ピンク)に一目惚れして選びました。本革に比べて軽くて丈夫で、結果的に良かったかな。
外観は一見してとても六年使ったとは思えないほどに綺麗。次女は物の扱いが丁寧な方だし、学校も自宅からすぐ近く(徒歩三分程度)だからあまり傷む要素はないとはいえ、それにしても綺麗です。
近寄ってみると多少の傷はついていますが、まるでまだ一年くらいしか使っていないかのような状態の良さ。
クラリーノの丈夫さによるところも大きいんですかね。合皮っていうと最近は PU レザーがいろんな製品に当たり前に使われるようになって一年やそこらでボロボロになるのに見慣れたこともあり、六年間毎日使ってこの状態というクラリーノは改めてすごい。
背当てもほとんど汚れている様子はありません。六年間全くのノーメンテで使ってこれですからね。
通学用ランドセルってそもそもが六年間毎日使い続ける前提で作られているとはいえ、この丈夫さには驚かされます。
ショルダーハーネスの裏面はさすがに若干の革の劣化がみられました。
これもノーメンテと考えればすごいことだと思いますが、クリームなどを塗ってメンテしていればさらに良い状態が保てたのかもしれません。
フラップの内側はほぼ新品同様と言っても良い状態。
本革製だったらもう少し良い意味での使用感が出ていたのでしょうか。
内側にはさすがにそれなりの使用感が出ています。
ここはインクや鉛筆がついた教材を毎日出し入れするからやむを得ません。でも革が傷んでいる様子は見られないので、このままあと六年くらい余裕で使えそうではあります。
金具部分にも多少の使用感あり。でも自分が仕事カバンを六年使ったらもっとヘタリが出るので、それに比べたら全然余裕です。
全体的に大事に使ったなあという印象ですが、クラリーノが想像以上に丈夫で質感も新品時と大して変わっていないのがすごい。逆に本革のような味わいが出なさすぎて、せっかく六年使ったランドセルなのにちょっと寂しい気もします(笑
ちなみに卒業式を前にして、土屋鞄からこんなパンフレットが届きました。
言ってしまえば営業目的の DM なわけですが、封筒も DM 本体も上質紙だし(封筒には金の箔押しで「ご卒業おめでとうございます」と書いてあった)、少なくとも悪い気はしませんね。
子ども本人向けのメッセージのはずなのに、何故か親の目頭が熱くなるメッセージ。
いや本当、いろんなことがあった六年でした。
DM の目的はランドセルリメイクの勧誘でした。四年前にはこのサービスは休止していたようですが、また復活したんですね。
本革のランドセルだったらペンケースやパスケースにリメイクして中学でも使って…と言いたいところですが、クラリーノだからなあ。またリメイクには一年程度のリードタイムを要するようです。手作業だから順番待ちも含めるとそれくらいかかるんでしょうが、心情的には六年間使ったランドセルをすぐリメイクしてそのまま中学で使い始めたいところではあります。
我が家ではこのランドセルは多分このまま処分してしまうことになるでしょうが、ちょっと心引かれるサービスではありました。
六年間ありがとうございました。今度は土屋鞄でお父さん用のバッグを何か買おうと思います。
コメント
いつも楽しく拝見させてもらっています。
娘さんの卒業おめでとうございます。
コメントありがとうございます!
振り返ってみればあっという間だったようにも思いますが、ともかく無事卒業してくれて安心しました。
だんだん手がかからなくなってきたのが嬉しくもあり、寂しくもあり。