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F1 バーレーン GP 2014

バーレーンGP決勝 ハミルトンが優勝、ペレスが3位表彰台

今季からナイトレースとなったバーレーン GP。今までのバーレーンとはずいぶん雰囲気が変わって、アブダビ GP に近い風景の中を F1 マシンが走ります。それに伴いスタート時間が遅くなったので、深夜の生観戦は厳しい(;´Д`)。アメリカ大陸でのレースほどじゃないけど…。

レースのほうは、予選決勝ともにメルセデスの独壇場。予選ではロズベルグが、決勝ではハミルトンが先を行くという状況で、いかに 2 人のパフォーマンスが拮抗しているかが分かる内容でした。開幕 2 戦はどちらかのマシンに不調があったりして 1 台が独走というパターンでしたが、今回は双方のマシンのセットアップがうまく行っていたことと、途中でセーフティカーが入って差が縮まったことにより、もろにメルセデス 2 台のマッチレース。逆に言えば、前 2 戦はトップのマシンに燃料やタイヤをセーブする余裕があったのが、今回は 2 台がデッドヒートを繰り広げた結果、後続とのギャップがどんどん開き、他チームとの戦力差が浮き彫りになったと言って良いでしょう。

3 位以下のチームも、ものの見事に同チームの 2 台が連なってフィニッシュする結果となり、現状のマシンパフォーマンスの差が明確になりました。メルセデスが圧倒的な速さを誇り、その後ろにフォースインディア、ウィリアムズ、レッドブルが続き、ちょっと遅れてマクラーレンとフェラーリ…という勢力図。やはりメルセデスのパワートレインが性能も信頼性も随一、ということになるのでしょうが、ルノーはレッドブルだけがようやくまともにパワートレインを使いこなせし始めた状況、フェラーリに至ってはワークスでさえマシンに良いところが一つもない状況。
メルセデスの独走ぶりを見るに、どうも 2009 年のブラウン GP を見ているような気分です。少なくとも前半戦はこのままメルセデスがアドバンテージを保ち、他チームが追いついてきた後半戦でもそれまでに築いたポイント差で逃げ切る…という構図。もうハミルトンとロズベルグのどちらがチャンピオンになるか、くらいしか見どころがなかった、というシーズンになっている可能性もあります。もちろん、新しいパワートレインがどのように熟成されていくか、という技術的な注目点もありますが。

可夢偉は今回も完走こそしたものの、15 位フィニッシュ。直近のライバルであるマルシャが 13 位フィニッシュしたことで、コンストラクターズランキングで逆転されるという、悔しい結果になりました。レース戦略として、周回遅れになることを想定してレース距離よりも 1 周分少ない燃料しか搭載しなかったところ、終盤のセーフティカー導入で周回遅れがリセットされ、最後は極端な燃費走行を強いられた結果マルシャに先行されてしまった…というのが実態らしいですが、なんとも間抜けな話。どのチームもマシンの信頼性が煮詰まらない中で、しかもナイトレースだったにも関わらず、セーフティカー導入を想定しない…というのは。まあ、失うものが何もないチームでマルシャ相手に守りの戦略を採っても仕方がないのですが、次は結果に繋げてほしいところ。

次は 2 週間後の中国 GP。例年雨が降りやすく、ウェットになるとマシンパフォーマンスよりもドライバーの力量によるところが大きくなるので、可夢偉にも活躍のチャンスがあるのではないでしょうか。期待しましょう。

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