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東京都千代田区麹町のイタリア食堂のミートローフ

「クリスマスカラーが俺を呼んでいる」

ラ・タベルナ

ドラマ『孤独のグルメ Season10』もつい先ほど放送された第 12 話をもって最終回となりました。まあ最終回からそのまま一週間後の大晦日スペシャルに繋がる脚本だったからあまり終わった感はありませんが、レギュラー回としてはこれにて完。今回もあっという間の三カ月でした。松重さん、制作スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

今回の舞台である千代田区麹町のお店にも早速聖地巡礼してきているので、そのレポートを。
お店は麹町と市ヶ谷の駅のちょうど中間地点にあります。ビル 2F の店舗ですが、大きなトリコローレの看板が出ているから外からでもすぐに分かります。

ラ・タベルナ

ラ・タベルナ

タベルナ、いやいや食べたい。
確かタベルナって、イタリア語で大衆食堂だ。

店内はちょいと狭めながら、大木の切り株をそのままテーブルや椅子にしたようなインテリアが超レトロ。この店構え、間違いない。
1977 年創業ということで私と同い年じゃないですか…確かに昔こういう雰囲気のお店、けっこうあった。

ちなみに私が通されたのはゴロー席でした。今回も引きがいい。

ラ・タベルナ

イタリア食堂らしくメニューはスパゲッティーとリゾット中心。王道の味付けが並んでいるけど「ガンベレット」とか「バンディエーラ」とか馴染みのないものもあって気になる。

壁にはリスト以外のメニューがいろいろ貼ってあって、

ラ・タベルナ

こっちは肉類中心。周りを見渡すとお昼時はスパゲッティーよりも肉系を注文しているお客さんが多いようだ。

そして独特のサイズ表記が目を引く。レギュラーの上が大盛りは分かるけど、レギュラーの下に「中盛り」と「ハーフ」の二段階。しかもレギュラーに「かなり多め!!」と書かれている。ここ、ひょっとしてデカ盛り系の店だったか。

ラ・タベルナ

というわけで、特製ミートローフを注文。

って、えっ!?レギュラーを注文したら想像以上の大盛り。ヤバイ、どーんと来たぞ。
メイン料理よりも明らかに多いスパゲッティーとバターライス。こんなところで、想定外の炭水化物祭りが開催されてしまった。

ラ・タベルナ

おお、肉の塊。男気あふれるミートローフなり。
炭水化物の多さでサイズ感がバグってたけど、このミートローフ自体もけっこうなボリューム感。

みっちり肉肉しく、かつ柔らかいミートローフ。濃いめのデミグラ味もいい。
俺は今、こういうものが食べたかったんだ。

クリスマスといえばチキンかターキーと相場が決まっているけど、言われてみればミートローフもクリスマス感ある。

ラ・タベルナ

オイルベースのシンプルなスパゲッティー。付け合わせなんて言わせない、これとバターライスでそれぞれ普通の店の一人前分くらいある。
最初出てきたときは食べきれるかちょっと不安になったけど、ミートローフの力もあって案外サラッと食べられてしまった。

これは洋食腹のど真ん中を射貫かれたぞ。

ラ・タベルナ

壁に貼られていた「生牡蠣」の文字に抗えず、生牡蠣のオーブン焼き ブルゴーニュ風を追加注文。
イタリア料理なのにブルゴーニュ風?というのは置いておいて、海の幸のブルゴーニュ風って赤ワイン煮じゃなくてバジルパン粉焼きになるのか。

焼きたての薫り高い牡蠣、うまい!殻から溢れそうなスープに海を感じる。
追加して大正解、これ本当にイイ。

ラ・タベルナ

おいしかったから日を改めてまた来てみました。この日はスパゲッティーをハーフで注文。

ハーフにするとミニサラダ、コンソメスープとデザートまたはソフトドリンクがついてくるようです。サラダとスープはまあ普通だけどこう寒いとコンソメスープのありがたみが強い。

ラ・タベルナ

後半戦はコイツで勝負。

ゴローが食べたスパゲッティーはマヨネーズベースのミスキアーレだったけど、私は「リーネア」を選択。リーネアってあまり耳馴染みのない言葉ですが、これは実際には牛すじのラグーソースという感じかな。

ハーフといいつつ、これでも一般的なお店の普通サイズ…むしろこれでも盛りがちょっと良いほう、というボリューム感。

ラ・タベルナ

ラグーソースって普通のミートソースよりも肉感があって食べ応えあるのが好き。人参がゴロゴロ、味もしっかりついててすごく良い。
同じスパゲッティーでもミートローフに敷かれていたのとは種類が全然違う。

丁寧に作られつつも気取っていない、この食堂感がちょうどいい。
働く人の日々のランチらしい良さがある。日テレがまだ麹町にあった頃には、たくさんのテレビマンが食べに来たに違いない。

ラ・タベルナ

デザートはクレームブリュレを選択。別料金でホットコーヒーも追加しました。

ブリュレは表面にパリパリに焼かれた砂糖の蓋があって、その下に手作り感あるブリュレ。
カスタード、たまんない。しかもコーヒーよりも多いんじゃないかという大盛りで、満足感高し。これで 200 円なら単品で頼んでも安いくらいだ。

ラ・タベルナ

イタリアの大衆料理にデザートまでつけて、たまにはこういうクリスマスらしい昼食もいいじゃないか。
味、ボリュームともに確かな満足。でも他のお客さんが食べてた薄切りステーキもおいしそうだったしドリアも気になる。もちろんミスキアーレも食べてみたい。麹町って普段滅多に来ないけど、この界隈に来る機会があったらまた寄らせていただこう。

ごちそうさまでした。

これで Season10 の聖地巡礼も残すところあと 2 回となりました。いずれも遠征編だからちょっと大変だけど現在計画中です。
ドラマの方はもはや風物詩となった大晦日スペシャルが今年もあり、旭川出張編以来の北海道それも去年に続くロードムービーとのことで、今から楽しみにしています。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~10&原作
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ『孤独のグルメ』 ...

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