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LinkBuds Fit を見てきた

先日ソニーのトゥルーワイヤレスイヤホンに新たに「LinkBuds Fit」「LinkBuds Open」の二機種が発表されました。内容を見たら思った以上に良さそうだったので、ショールームで実機に触ってきました。

ソニー / LinkBuds Fiticon

LinkBuds Fit

アクティブノイズキャンセリング(ANC)タイプの LinkBuds Fit。LinkBuds シリーズは従来穴あきタイプが LinkBuds、ANC タイプが LinkBuds S…つまり派生機種扱いに見えるネーミングになっていましたが、今回は穴あきが「Open」、ANC が「Fit」と並列に見えるようリネームされました。

私は穴あきの初代 LinkBuds は購入しましたが、外音取り込み機能が進化した今なら外音が常時聞こえる Open よりも ANC と外音取り込みを使い分けることができる Fit のほうが汎用性が高いため、今回は Fit が気になっています。

LinkBuds Fit

LinkBuds Fit は旧型(LinkBuds S)からは別物と言えるくらい進化しています。プロセッサーとドライバーには WF-1000XM5 と同じものを採用しつつ、小型化と装着安定性が大幅に向上。シリコン製のフィッティングサポーターによって耳の内側で支える構造となり、ほぼイヤーピースのみで支えていた従来機種よりも安定感が増したと同時に装着感も軽くなっています。またイヤーピースの傘部分が短くなり、耳の奥にまで押し込む必要がなくなったのも使用感の良さに繋がっています。まあイヤーピースが浅くなるということは物理的な遮音性が下がるということでもあり、メリットばかりではないと思いますが。

またハウジングの大部分をフィッティングサポーターが覆う形になったことでタッチ操作はできなくなりました。代わりに無印 LinkBuds 同様のワイドエリアタップ(もみあげあたりをタップする操作法)で操作することになります。ワイドエリアタップ、最も短い操作でも二回タップが必要になる時点であまり好きじゃないけど、タッチセンサーもそれなりに誤操作(顔の汗を拭おうとして触れてしまう)があったから一長一短でしょうか。

LinkBuds Fit

WF-1000XM5 との比較(WF-1000XM5 のイヤーピースは SednaEarfit MAX に交換済み)。LinkBuds Fit はフィッティングサポーターがついているとあまり小さく見えませんが実際は WF-1000XM5 より一回りは小さく、かつ質量差以上に軽く感じます。特にノズル部分が大幅に短くなっているのが印象的。

WF-1000XM5 はほぼ毎日使っていますが、イヤーピースだけで支える構造になっているから長時間つけっぱなしにしていると耳穴が疲れてくるんですよね。通勤時間程度ならば全然気にならないものの、最近は出社しても会議の半分はリモートだから(出社する意味…)職場に着いてもイヤホンをそのままつけっぱなしということが少なくない。これが軽減されるなら、音質の低下が許容範囲であれば日常使いの TWS イヤホンを LinkBuds Fit にしても良いのではないかと考えています。

比較してみた結果では LinkBuds Fit の方が明らかに軽いし装着感もラク。音質に関しては展示機を自分のスマホにペアリングしていいかどうか分からず同じ音源で聴き比べられたわけではありませんが、高音の煌びやかさは WF-1000XM5 の方がちょっと上かなと感じたものの LinkBuds Fit も決して悪くなく、許容範囲という印象。量販店に並んだら改めて自分の音源を使って聴き比べてみます。

LinkBuds Fit

カラーバリエーションはホワイトとブラックの他にグリーンとバイオレットが用意されています。グリーンは最近流行りのくすみカラーで服装や小物にも合わせやすそうな色。こういうガジェットのカラバリって緑色は不人気というのが定説ですが、この LinkBuds Fit のグリーンはそれを覆せるでしょうか。

LinkBuds Fit

バイオレットはシンガーソングライターのオリヴィア・ロドリゴとのコラボカラー。LinkBuds S でのコラボカラーは淡めの紫だったのが今回はかなり濃い紫になりました。以前のウォークマンや Xperia で定番敵にあった紫に近い色合いで、コラボ関係なくこのカラーが響く人は少なくなさそう。というか私の好みです。

LinkBuds Fit

また今回は純正で充電ケース用のシリコンカバーとフィッティングサポーターのカラーバリエーションが用意されています。TWS イヤホンのケース用シリコンカバーは従来は純正品が存在しませんでしたが、サードパーティーだけにオイシイ思いはさせないということですね(笑。付属のカラビナが中華メーカー製よりデザインも質感も良くて、これなら純正を使いたい感。ソニーストアではケースの上と下で色が違うカバーを組み合わせられるサービスをやっているということで、とっかえひっかえ試せるよう大量に展示されていました。

LinkBuds Fit

フィッティングサポーターは本体付属品は半透明なのに対して、別売品はソリッドカラーという違いがあります。まあ本体色とは異なるカラーのサポーターを取り付けるのに、半透明だと色が混ざって美しくなくなくなっちゃうから仕方ない。
首都圏だと電車や駅で LinkBuds シリーズや 1000X シリーズユーザーをよく見かけるので、こういうのでカスタマイズすることで自分なりのオリジナリティーを主張するのは楽しそうです。

あと今回はスルーするつもりでいましたが、LinkBuds Open の方もちょっと触ってみました。

ソニー / LinkBuds Openicon

LinkBuds Open

初代との違いは一見ではフィッティングサポーターの形状くらいに見えますが、リング型ドライバーは新規開発されプロセッサーは WF-1000XM5 と共通化されて全く別物に生まれ変わりました。特に音質の差が顕著!初代は穴あきゆえにどうしてもスカスカ感が否めない音だったのが、LinkBuds Open ではしっかり音圧を感じる厚みのある音になっています。まあ密閉型に比べるとどうしても抜けてしまう部分はあるにせよ、これならば音楽でも十分に楽しめるレベルにあると言えるのではないでしょうか。ただ、音量を上げるとかなりの音圧が出てせっかくの穴あきなのに外音が聞こえにくくなってしまうので、ほどほどの音量で使うのが良さそうです。
個人的には今回は買うとしても Fit の方が優先度が高いのですが、音の違いを聞いてしまうと Open の方も欲しくなりますね。

まあ私は WF-1000XM5 でもものすごく困っているというわけではないし涼しくなってくる今後はオーバーヘッドタイプの出番も増えてくるだろうから、発売日に無理して LinkBuds Fit を買うほどではありません。が、クーポン等で少し割安に買えるタイミングが来たら日常使いの TWS として買ってしまう予感がしています。

ソニー / LinkBuds Fiticon

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