「俺にとっての夢のような店は、こんな店ですよ」
与倉ドライブインが定休日だったので、じゃあ昼食をどうしようか…ということになりそのまま車を東に走らせて茨城県鹿嶋市まで出てきました。何もない田舎道と思っていたら唐突にカシマサッカースタジアムが出現するのにはちょっと驚きますね。
で、鹿嶋まで何しに来たかというとせっかく孤独のグルメ関係で遠征してきたならここで食べることにしたわけです。
Season1 に登場した「せきざわ食堂」が移転・改名して再オープンしたお店です。三年前にも一度来ましたが、公共交通機関で来るとけっこう大変だからまた来る機会があるとは思っていませんでした。
休日の開店直後くらいの時間に来たらまだお客さんも少なく、余裕で着席。
鹿嶋移転以来洋食中心になったメニュー。しょうが焼目玉丼とウインナーフライが「孤独のグルメから」と強調されているのが面白い。
そういえばこのメニューを見て初めて気がついたのですが、店名の読みは「サーラ」が正解だったんですね…この数年間ずっと「サラ」だと思ってました。
ホワイトボードには日替わりメニュー。しょうが焼だけでなくハンバーグにも目玉のせ、ときましたか。でも以前来たときからカレーもちょっと気になってたから、エビフライカレーにも惹かれるなあ~…。
ううむ、これは悩ましい。
前回来たときも印象に残っていた毛糸のコースター。明らかにハンドメイドですよね。
女将さんが趣味で編んでるんだろうか…と思って店内を見回したらお土産用として 100 円で販売してました(笑。これに飲み物が乗ってくると途端にばあちゃんちみたいな気分になりそう。
そういうわけで、注文したのはハンバーグ(デミソース)目玉のせセットでした。
カレーも食べてみたかったけど、デミハンバーグに目玉焼きが乗った幸せな姿を想像したらその魅力に抗えなかった。
ハンバーグ、目玉焼き、そしてその陰からひっそり顔を出しているナポリタン。これですよ。
休日のお昼にこういうものを食べられたら、それだけで幸せなんだ俺は。
ハンバーグはみっちり系。デミグラスソースも素朴な味でちょうど良い。このソースの味で食べる目玉焼きもいいじゃないの。
これはライスの皿の上でミニデミ玉ハンバーグ丼作って食べちゃうよね。
小鉢のひじき、思ったよりボリュームある。
洋食セットにひじき。こういうセンスが小洒落たレストランじゃ望めないんだよ。
このひじきもまた、店の人の人柄が滲みているような味だ。
サイドメニューに「豚ローススタミナ焼き 350 円」という文字を見つけて、そんなメイン料理みたいなのがその値段ってある!?と驚いて注文してしまいました。
確かにメイン料理よりは量少なめで 350 円というのは納得(でも都内だったら 5~600 円はしそう)、しかし味の方はしっかり濃い味でライスおかわりしたくなる感じ。サイドメニューにこの伏兵、まるで控え選手の中にエースストライカーが潜んでいた感覚。
こちらはクマデジさんが注文したしょうが焼目玉丼。初めて来たならここから始めるのが正解でしょう。
そういえば私のデミ玉ハンバーグの目玉は一つだったのに、このしょうが焼き目玉丼の目玉は二つ。ガンダムならこっちが地球連邦軍ということですね(突然のガンダムハラスメント
ドラマの放送から 12 年が経ち、お店が移転して名前が変わっても『孤独のグルメ』へのリスペクトが変わらないことを、作品のいちファンとしてありがたく思います。
お店も和食中心から洋食中心になったけど、この素朴な感じは当時から全然変わっていないのも嬉しい。
予定外の事態ながらもこうやってこの店にまた来ることができてよかったです。
お店の皆さんがお元気で末永く営業を続けられることを願っています。
ごちそうさまでした。
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