角田の VCARB01 と一緒にマックス・フェルスタッペンのレッドブル RB20 も買ってました。
Spark / 鈴鹿サーキット別注 1/43 Red Bull RB20 M. Verstappen Winner Japanese GP 2024
同じく鈴鹿サーキット別注の日本グランプリ仕様です。レッドブルは中盤戦以降さっぱり勝てなくなってしまったので、勢いがあった序盤仕様を手に入れておこうと思い日本 GP モデルを購入。
鈴鹿別注モデルとしてスリーブやバックパネルは角田車と同じ設えながら、同グランプリでの優勝を記念して「WINNER」マークがあしらわれているのが特別感あります。
RB20 はエイドリアン・ニューウェイがレッドブルで設計に関与した最後のクルマになってしまいました。ニューウェイがチーム運営の一線を退いてから RB20 の競争力は急速に衰えていきます。もちろん弱体化の原因はニューウェイの離脱だけではなく、他の主力スタッフの移籍やライバルチームの技術開発などいろいろ挙げられますが、少なくともニューウェイがレッドブルにとってパズルの大きなピースであったことは間違いありません。ニューウェイが関与しない来年の RB21 がどれほどのポテンシャルを持つのか、そしてニューウェイが開発を主導する 2026 年のアストンがどうなるのか、いずれも興味は尽きません。
レースによってスペシャルヘルメットを投入することが多いフェルスタッペンですが、今年の鈴鹿では通常デザイン(オランダ国旗カラー)のヘルメットを被っていました。いつものことながらこのモデルカーの小さなヘルメットへのデザイン再現度には驚かされます。
レッドブルのクルマはリバリーが毎年ほぼ変わらないので見た目の楽しさはあまりないのですが、空力デザインの観察対象としては面白い。RB18→19 はあくまでマイナーチェンジという印象だったのに対して RB20 は大胆に新しいアプローチに取り組んでいて、特に側面のデザインが過激。サイドポッドのアンダーカットが昨年以上に深く、フロアだけでなくこの部分でもダウンフォースを生み出そうという努力が見て取れます。
またサイドポッドのエアインテークはこの角度からは存在しないように見えますが、
昨年までの受け口形状とは真逆でリーディングエッジの下面にごく薄い開口部があり、またノーズの付け根あたりの側面にも縦型のスリットが刻まれています。これらは実車の写真でもなかなか見つけることができないのですが、モデルカーなら様々な角度から確認できます。このモデルカーで一番やりたかったのがこれでした。
エンジンカウルの両脇にヘイローの降誕をそのまま伸ばしてきたような「こぶ」、キャノンデッキとも呼ばれる形状が前期型 RB20 の特徴。これに似たデザインはアルファタウリ AT03~04(および VCARB01)でも見られたので、もしかするとニューウェイがこのアイデアをさらに過激な形にしてレッドブルに逆輸入したのかもしれません。ただ後半戦では低速サーキット向けにこのキャノンデッキがないハイダウンフォース仕様のカウルを使っており、このアプローチが全てのサーキットで機能するわけではないことを物語っています。
今夜はカタール GP の決勝日ですが、少なくともマックス車はこのサーキットでの競争力があるようです。4 回目のチャンピオン確定後初のレースでチャンピオンらしさを発揮することができるのか、このモデルカー(と VCARB01 のモデルカー)を傍らに観戦しようと思います。
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