KDDI がスマホで直接衛星通信ができるサービス「au Starlink Direct」を発表しました。
「au Starlink Direct」開始、スマホと衛星の直接通信 当面無料 – ケータイ Watch
Starlink とはイーロン・マスクが所有する SpaceX 社が展開する衛星通信サービスで、従来は主に据置用として平面アンテナを使った衛星通信(公称:下り 150Mbp s以上、上り 25Mbps 以上)が提供されていました。つまり PC やスマホなどの情報端末から利用するには Starlink アンテナにルーターを介して接続する必要があったのが、スマホと衛星が直接通信できるようになるのが Starlink Direct です。
iPhone であれば 14 以降の機種で既に「衛星経由の緊急 SOS」機能が通信キャリアによらず利用可能でしたが、au Starlink Direct では緊急 SOS に加えてテキストメッセージ(SMS)、緊急地震速報の受信、現在位置情報の送信が可能で、かつ Android 機でも使えるようになる模様。さらに夏以降にはデータ通信の利用が可能になるとのことですが、できることは緊急地震速報以外の津波警報や J アラートへの対応、AI アシスタント「Gemini」の利用(Android のみ)などまだまだ限定的。
(↑画像は au Starlink Direct ではなく iPhone の衛星通信デモ画面です)
また利用条件は KDDI の 4G/5G 圏外、かつ空が開けた場所に限られます。つまり本当に緊急時用ということですね。いきなりスマホでも衛星インターネットの時代、とはいかないかー。
まあ衛星通信がいきなり携帯電話網を置き換えることはないでしょうが、地震や津波、台風に加えて近年では大規模火災などの災害に見舞われるリスクが日常と隣り合わせになる中、いざというときのためのライフラインを用意することで他キャリアと差異化したい、ということでしょうね。
ちなみに iOS 18.4 であればキャリア問わず衛星通信の設定画面が見られるのかな?と思ったら、
mineo(ドコモ回線)を使っている私の iPhone 16e では設定項目は現れませんでした。au 系 SIM を使っていれば「IP アドレスのトラッキングを制限」の下に「衛星通信」の項目が出現するようです。
モバイル通信関係で言えば今日私が気になったのはむしろこちらのニュース。
日本通信から「ネットだけプラン」登場、使わなかった月は安くなる 月額1200円/20GB~ – ケータイ Watch
日本通信がデータ通信専用の新たな格安プランを打ち出してきました。
音声通話なしで ¥1,200/20GB~ のプランで、通信量が 1GB 以下だった月は自動的に ¥119 に割り引かれるというもの。20GB で ¥1,200 というだけでも格安だけど、ほとんど使わなくても ¥119/月 で維持できるというのは魅力的。特に iPad に入れておくのにちょうど良いんじゃないですかね。私は iPad は Wi-Fi モデルをテザリング運用してるんですが、ちょっとしたことだけど面倒くさいんですよね。
日本通信という名前も久しぶりに聞きました。MVNO の草分け的なキャリア(b-mobile)で、私も昔は使っていたことがあるけど近年は他の MVNO やキャリアのサブブランドに押されて完全に存在感を失っていましたからね。ただ回線がドコモのみというのが今となってはネックかなあ。KDDI 回線があればとりあえず試してみるところですけどね。
【日本通信SIM】 合理的(シンプル290プラン、みんなのプラン、50GBプラン、他)各プランから選んでお申込みいただける新スターターパック NT-ST2-P
- 日本通信
- 価格¥2,520(2025/04/22 22:37時点)
- 商品ランキング174位
コメント