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F1 ブラジル GP 2006

ブラジルGP決勝;マッサが優勝、アロンソは2連連続でワールドチャンピオンに!! (F1Racing.jp)

2006 年の最終戦は、大波乱の中 F. マッサが母国 GP に勝利。その結果、アロンソとルノーが両チャンピオンシップを制する形に。

予選 Q3 開始直後のフューエルトラブル、決勝でフィジケラに仕掛けた際のパンクチャー、そしてギヤトラブルとおぼしき挙動など、まるで筋書きがあるようにしか思えないほどのトラブルに見舞われたミハエル。それによって彼の 92 回目の勝利はフイになったものの、前戦鈴鹿から 2 戦連続となるコースレコード樹立、そして最後尾からの 4 位入賞(レース中に合計 15 台以上は抜いた)を実現した異次元の速さなど、結果的に見せ場はミハエルのためにあったかのようなレースでした。
スリップに入って BMW をズバッと抜いたストレートやフィジケラの自滅を誘ったプレッシャー、そして圧巻はライコネンとサイドバイサイドで突入した 1 コーナーなど、まさにミハエルの「オーバーテイク・ショー」状態で、むしろ PP でなかったからこそここまで劇的なレースが観られたのだと思います。優勝こそなかったものの、ある意味最後の花道に相応しいレースでした。と同時に、これがこのレース限りで引退するドライバーの走りだとは、とても思えなかったのも事実ですが・・・。


一方で一年目の集大成となった SAF1 は、琢磨が今季最高位となる 10 位フィニッシュ。ポイント圏内にはわずかに届かなかったとはいえ、トップチームに伍するレースペースを見せ、MF1 にとどまらずトロロッソやレッドブルさえも圧倒しての予想を上回るリザルト。一年間応援してきて良かったと思える走りを見せてくれました。
また、14 番グリッドからポディウムフィニッシュを果たし、中盤は(コンサバなセッティングとはいえ)アロンソを脅かす快走を見せたバトンとホンダも、来季に向けては明るい材料と言えるでしょう。

この GP を最後に、ミハエルだけでなくミシュラン、コスワース、JT、BAT といった長年 F1 を支えてきたメーカー/スポンサーともお別れ。来季はドライバーの大規模なシャッフルもあり、勢力図はまた大きく変わりそうですが、個人的な予想としては期待も込めて本命ライコネン/フェラーリ、対抗バトン/ホンダ、大穴コヴァライネン/ルノーでアロンソ/マクラーレンは案外沈んでしまうのでは?と見ているのですが、どうか。また、SAF1 には中団以上で競ってほしいところですが。
まずはまだフィックスしていない来季のレギュレーションと、冬の間の開発競争に注目かな。

…Danke, Michael.

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