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F1 モナコ GP 2008

モナコGP決勝:ハミルトンがモナコ初制覇!ライコネンはノーポイント (GPUpdate.net)

モンテカルロにしては珍しい雨によって大荒れ(完走 14 台はさほど荒れなかったように見えるけど、2 時間ルールが適用されるなど内容的には大荒れ)となったモナコ GP は、気がつけばハミルトンが初優勝。昨年の「僕はセカンドドライバーだから」発言に始まった軋轢とその雪辱を果たすリザルトを得ました。

フォーメーションラップでコヴァライネンがスタートできずにピットスタートとなり、ハミルトンも序盤早々にリヤタイヤがバーストして後方に下がった時点で「今回のマクラーレンは終わったな」と感じたものでしたが、その後のピット戦略が完璧にはまり、レースが落ち着いてきた頃にはハミルトンが盤石のトップに。国際映像も中団のバトルやマッサ-クビサの争いばかりを映していたので、気がつかなかったほど。半分は運を味方につけたと表現したほうが正しいでしょうが、やはりこういう荒れたレースにはハミルトンは強い。
2 位のクビサはやや棚ぼた(マッサのコースオフとその後のピット作業のもたつきに救われた)という側面はあるものの、モナコでの 2 位フィニッシュは立派。途中マッサからラップリーダーを奪ったときには「BMW 初優勝か!?」とちょっと興奮してしまいました。逆にマッサ・ライコネンは自身とチームのミスでフロントロウ独占をフイにしちゃいましたね。特にマッサはミスらしいミスは 1 回だけだったので、ピット戦略でみすみす勝ちを逃がしてしまったようなもの。
ライコネンはスタートに失敗→その後ペース上がらず、ながらも着実にポイント圏内を走ってましたが、2 回目のセーフティカー明けのトンネル出口でブレーキング時にウェット路面に乗ってしまい、そのまま前方のスーティルに追突してノーズ破損。堅実に走っていれば 6 位 3 ポイントは確実でしたが、前方がフォースインディアということで欲が出たのか(オーバーテイクしようとして無茶をしたようには見えなかったので、単なる事故の可能性もあるけど)。まあ、個人的には守りに入ったライコネンなど見たくないので、これはこれで。それにしてもチーム初ポイントを 5 位でもたらすはずだったスーティルはあまりにもかわいそうでしたね。今季ここまでフィジケラに持って行かれっぱなしで良いとこなしだっただけに特に。

レッドブルはウェバーがまたしても光る走りを見せて 4 位。今年のウェバーはここまでコヴァライネンと同点でドライバーズランキング 7 位、良い仕事してます。逆にクルサードは今回予選・決勝ともに派手なクラッシュでリタイア。今回は他人を巻き添えにしていない(予選 Q3 のラストアタックをイエローフラッグでフイにさせた、という意味では巻き込んでいるけど)のでまだ良いとはいえ、今季クラッシュ癖がついているようで気になります。
あとはこのレース特に気を吐いていたロズベルグが大クラッシュでリタイアしてしまったのは非常に残念でした。中嶋一貴が「雨の中嶋」というほどではないにしろ、粘り強く走って 7 位フィニッシュしたのは評価してあげて良いでしょう(最近ロズベルグが結果を出しているせいか、比較されがちでちょっとかわいそうだった)。

ドライバーには悪いですが、今回のモナコは先が読めない展開でかなり面白かったです。抜けない・壁が近いモンテカルロ+TCS なし+ウェットだとここまで面白くなるのかーという感じ。国際映像に「Weather Forecast」のテロップが入るたびにドキドキしたものですが、せめてもう少し当たってくれれば・・・。天気予報無視して各チーム次々とドライタイヤ装着、ってどうなの(´д`)。


モナコといえば、ご近所在住のこの方の「あの後」初のインタビューが行われたようで。

琢磨 モナコ会見全録・1/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・2/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・3/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・4/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・5/5 (F1キンダーガーテン)

ルノー入りの噂とかもあったのでドキドキしながら読んだんですが、割と普通のインタビュー記事。さすがにシーズン中のレースドライバー復帰は難しいんでしょうが、いろんな意味で安心しました。

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