オリンパスとパナソニック、「マイクロフォーサーズシステム」規格を発表 (デジカメ Watch)
フォーサーズ陣営がフォーサーズの下位互換規格「マイクロフォーサーズ」を発表。フォーサーズレンズとの互換性を保ちながら、より薄型軽量のシステムが開発可能だとか。
E-5×0/4×0 シリーズが好調なオリンパスならではの戦略ですね。E-420 あたりはかなり軽量コンパクトでよさげ、と思っていましたが、コンデジの代替を狙っていくならもっと小型軽量でないと、というのは確かに。ただ、フランジバック約 20mm で「ミラーを入れることが不可能」だと、それって「一眼レフ」と言えるんですかね?まあ、デジタルから入った多くの人にとっては「一眼レフ=レンズ交換式カメラ」という認識なんでしょうから、そういうのも「デジタル一眼レフ」と呼ばれてしまうんでしょうが。
さておき、「デジタルならでは」の一眼レフのカタチってあって然るべき、必ずしもフィルム時代の一眼レフを置き換えることだけが DSLR の全てではないと考えていたので、小型軽量に限らず新しいデジタルイメージングデバイスのありように選択の余地を示すこの発表は、個人的にはウェルカムです。仮にいわゆる「一眼レフ」の形態をとらない製品が出てきたとしても、それがデジタル化による進化の方向性の一つになるんじゃないですかね(無論、最終的に淘汰されて旧来の DLSR タイプが生き残る可能性も、否定はしません)。これでコンデジを置き換えたり、破壊的なトレンドが生まれていくとまでは思いませんが、後から振り返ってみると何かの先鞭をつけたと言える出来事になっているような気はします。仮にその流れで最終的に生き残るのがやはりキヤノンとニコンだった、という結末も、それはそれであり。
とはいえ、まだ規格が発表されただけなので、現時点では海のものとも山のものとも。おそらく年末商戦まで(たぶん秋の運動会シーズン?)には初弾の製品が出てくると思うので、ちょっと注目しておこうと思います。
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