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SAF1 復活・・・か?

亜久里氏、SUPER AGURI復活希望を認める (F1-Live.com)

単なるリップサービス・・・だよね?

撤退会見からちょうど一年。来季からのバジェットキャップ制導入を受けて、「体力的に可能なら、戻りたい気持ちはある」というのが当の亜久里氏のコメントです。
まあホンダ本体も F1 から去った今、心底応援したい日本チームがなくなってしまったわけで、SAF1 が琢磨と共に戻ってきてくれるなら、そりゃ本当に嬉しいですが。仮にホンダの支援が得られるなら、今度は準ワークスチーム扱いにもなるだろうし、ホンダの伊東孝紳次期社長が将来的な F1 復帰の可能性を否定しなかったこととつい結びつけて考えたくなってしまいますが・・・。
でも来年以降はいくら以前より低コストになるからといっても、日本企業の支援がほとんど望めない(しかも経済状況は昨年よりもさらに厳しい)ことは亜久里氏本人が痛いほど解っていることだと思うし、現実的には難しいでしょう。「体力的に可能なら」ということわりを入れるあたりに、そのあたりの当時の悔しさが滲み出ているような気がします。

しかし最大で 26 台が出走すると言われている 2010 年シーズン、バジェットキャップ制に加えて新規参入チームには FOM からの資金援助まで得られるなど、参戦にあたって高額な預託金を支払わされた上に資金援助はおろかテレビ放映権料の分配もまともに得られないままに撤退の憂き目をみた SAF1 にとっては、皮肉としか言いようのないレギュレーション改定です。これがあと 2 年早く導入されていれば SAF1 はおろか HRF1 も撤退せずにすんだものを・・・と言いたいところですが、この 2 チームの撤退があったからこそ今の状況があることを考えれば、これもまた皮肉ですね。

まあ、エンジンこそ違えど「ホンダが作った、まだスポンサーロゴの少ない白いマシン」で、「金儲けよりも純粋にレースへの情熱をエンジンに(唯一ニック・フライはどう思ってるか知らないが)」新規参入チームが先頭をひた走る今の状況は、個人的にはとても胸がすく思いではあるわけで、SAF1 やホンダがいなくても今年の F1 はじゅうぶんに面白いんですが・・・でも、ね。

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