リコー、F1.9レンズ搭載の「GR DIGITAL III」 (デジカメ Watch)
リコー / GR DIGITAL III
リコーが GRD シリーズの 3 世代目にあたる「GR DIGITAL III」を発表。事前にはいろいろ噂が飛び交っていましたが、蓋を開けてみれば実にリコーらしい、堅実なモデルチェンジとなっていました。
外観変わらず、光学系を刷新。28mm F1.9 というこのクラスにしては明るい単焦点レンズを搭載し、写真表現の幅が広がりました。逆に CMOS 採用は既定路線かと思われた撮像素子は GRDII と同じく 1,000 万画素 CCD のまま。旧型比で高感度性能が上がっており、また画像処理エンジンもバージョンアップすることで、画質の水準が向上しているものと思われます。
また背面液晶も(ようやく、といった感じですが)VGA 対応の 3.0 型になっており、最近のトレンドに追いつきました。
相変わらず手堅いですね、リコーは。無闇にシェアを追うんではなく自社ファンの囲い込みに余念がなく、口コミベースで順調に売れていてその規模に満足しているからこそ採れる戦略なんだろうなあ・・・という見方をついしてしまいますが(笑)、現行機種ユーザーにも悔しすぎず、でも買い換える人にはそれだけの動機を与える良い塩梅のモデルチェンジだと思います。
個人的には 28mm 単焦点は持て余すので GX200 の後継待ちですが、今の GX シリーズは GRD のズーム版という位置づけなので、進化の方向性もたぶん似たようなところではないかと。そうすると CMOS 採用はない可能性もあるし、それなら値下がりしてきた GX200 で十分じゃ?という気もしてきます(;´Д`)ヾ。まあ、最近の私のマインド的にはコンデジやマイクロフォーサーズ機よりも EOS 30D のリプレースに向かっているので、このカテゴリのカメラに対する興味が若干醒めてきているからかもしれませんが。
でもこういうファンが多いシリーズというのは羨ましいもので、一度祭りに乗ってみたいなあ・・・というヨコシマな気持ちもなくはないのですが(汗。
コメント