先日の日本 GP で鮮烈なオーバーテイク・ショーを見せつけてくれたことも記憶に新しい小林可夢偉ですが、ここ最近の善戦を受けてパナソニックが可夢偉とザウバーをスポンサードすることを検討している、という噂。パナソニックは昨年までトヨタ F1 を支援しており、可夢偉もそのトヨタのドライバーの一人でしたが、改めてスポンサードを検討しているとのこと。
ザウバーは現代 F1 では伝統あるチームで、今年フォースインディアからジェームス・キーを TD に招聘して戦闘力をアップ。とはいえ、今年型マシン C29 は昨年の BMW ザウバーの失敗作 F1.09 の進化版であり、ポテンシャル不足は否めません。今年のレッドブルや昨年のブラウン GP を見ても分かるとおり、ライバルチームがいかにアップデートを施してきても、シーズン当初からレギュレーションやタイヤとの相性が良い、基礎設計に優れたマシンを持ったチームにアドバンテージがあることは間違いない事実。でも、資金力さえあれば、当初から戦闘力の高いマシンを開発できる可能性は高まりますし、シーズン中のアップデートも継続しやすくなるため、このスポンサードが実現するならば、可夢偉にとって非常に大きな追い風になることでしょう。
ひとまず、来季に向けてこの縁談が前向きに進むことを期待します。
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