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今、自分にできることを

昨日 14 時 46 分、日本は未曾有の大地震に見舞われました。

私は家族・住居含めて無事ですが、地震発生当時は仕事中でビルの 3F におり、これまでの人生で自分が感じたことのない大きい・長い揺れにさすがに身の危険を感じました。でも東北地方の方々はその比ではないほどの恐怖を味わったのだと思うと、言葉もないと同時に、無事だった自分はラッキーだった(けどラッキーだったにすぎない)のだな、と思います。
昨日は交通機関が麻痺していたので、職場からは徒歩 90 分ほどで帰宅しました。

現時点で連絡の取れない東北地方の友人も何人かいますが、まずは無事を祈ることしかできない。自然の力の前に私たち人間はあまりに無力ですが、今、自分にできることを冷静にやるしかありません。
電力をはじめとする資源を節約すること、余裕があれば信頼できる方法で義援金などの支援を送ること、そして日常生活ができる人はあくまで冷静に日常を送ることも、「今できること」の重要な一つです。いかに被災地が心配だからといって、過剰な反応をすることや無駄に騒ぎ立てること、深く考えずに行動することは、逆に現地の負担になるだけで、百害あって一利もない。

余震や二次災害は続いており、復旧・復興以前に現在を乗り切ることと救えるものを救うことだけで精一杯なのが実情だとは思います。が、そんな中でもリアル・Web を問わずに助け合い、励まし合える人間の暖かさにいくつも触れ、人間も捨てたもんじゃないなと改めて実感しました。もちろん全てがポジティブに連鎖しているわけではなく、デマや煽りも少なくなく、また人の善意が却って誰かを困らせたり苦しめたりしてしまうケースもありますが、総体的には困難に立ち向かうヒトの協調性というものを実感し、救いようのない状況の中で、わずかながらの救いが得られたような気がしました。

無力な私には自分の家族を守ることと、目に映る範囲の人のわずかの役に立つかどうかのことくらいしかできませんが、目の前のできることに力を尽くしたいと思います。

今回の震災で被災地となった地域の方々の無事と救助を待たれている方々の救出、そして不幸にも命を落とされた方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。

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