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Android 用モバイル Suica、サービスイン

今日付で Android 用のモバイル Suica がようやくサービス開始したので、私もさっそく利用してみました。

いやあ長かった・・・。「端末の普及台数から考えるとサービスはほとんど普及していない」と言われるモバイル Suica ですが、おサイフケータイの Edy 機能と並んで私には必須機能。職場周辺のお店やサービスはほとんどが Edy または Suica に対応しているので、これがないと不便でしょうがない。逆に日常的には現金を使う機会のほうが少ないので、財布を忘れても帰宅するまで気づかないことさえあるけど(笑、おサイフケータイを忘れたらたいへん困る(そもそも電車にもバスにも乗れなくなるので、忘れたら出かけることすらできないわけですが)というくらい、生活必需品になっています。

実は Xperia acro を買ったものの、モバイル Suica が使えないので昨日までは引き続き SIM を N-04A に戻して、acro は SIM なしで Wi-Fi モデルとして使っていたという(ぉ。

モバイル Suica アプリはプリインストールはされておらず、「おサイフケータイ」アプリを起ち上げると出てくるサービス一覧の中から「モバイル Suica」を選択すると、Android Market からアプリをダウンロードしてくるようになっています。


で、これがそのモバイル Suica アプリ。ほぼケータイ用のアプリをそのまま Android に移植したような見た目になっていますが、まどろっこしいカーソル操作ではなくタッチ操作できるのがありがたい。画面のレスポンスもケータイ用よりも速く感じます。

また、機能的にも「クイックチャージ」というものが追加されていて、通常だとパスワードを入れてログイン→チャージ金額を入力→支払い方法を選択、というけっこう面倒な手順を踏む必要がありますが、クイックチャージならパスワードを入力してプリセットの金額(例えば¥1,000 とか¥5,000 とか)から選ぶだけ。かなりラクになります。
さらにはオートチャージ(残高が¥1,000 以下になったら事前に指定した金額を自動チャージ)にも対応しているので、もう改札口で残高不足で止められることもありません。知らない間に使いすぎている危険性もあるので、注意は必要ですが。

おサイフケータイ系の機能は、おサイフケータイアプリのメニューから辿るのは煩雑だし、かといって各アプリアイコンをホーム画面にばらまいておくのも邪魔だし、ということでフォルダ機能を使っておサイフ系のアイコンをまとめておくことにしました。アプリではなく Web サービスの形態を取っているものもあるので、そういうのはブックマークとしてフォルダに入れておきます。

モバイル Suica で意外と便利だと思ったのは、ウィジェット機能。何の変哲もないアイコンに見えますが、Suica ペンギンをタップするとアプリが起動し、スイカのほうをタップすると

スイカが割れて残高が表示されるという(笑。いちいちアプリを起動しなくてもいいのは助かります。今までのケータイ用アプリだと、改札に入る前に残高が不安になって立ち止まってアプリ起動→足りなければその場で面倒な手順を踏んでチャージ、というのがすごく面倒でしたが、これならウィジェットで残高チェックして足りなければサクッとクイックチャージ、という流れで、数分の時間を節約できます。

Suica に引きずられて今まで他のおサイフケータイ機能も N-04A を引き続き使っていましたが、今日で Edy など他の機能もまるっと Xperia acro に切り替え。Edy はビットワレットが楽天に吸収されてからケータイアプリに余計なメニューが増えて使いにくくなってしまい、最近使用頻度が下がっていましたが、Android 版はレスポンスやメニュー構成がケータイに比べればまだきれいなので、扱いやすいかな。

あとはポイントカード系。私がおサイフケータイで主に使っていたのは ANA マイレージクラブ、ビックカメラ、ヨドバシカメラの 3 種類。これらはアプリとしてではなく、プラグインを介して Web サービスを利用するようになっています。
とりあえず ANA とビックは設定しましたが、ヨドバシのほうは例の POL の不正アクセスに伴う不正請求(と思われる状況)があったのでカード番号を第三者に知られている可能性があり、いったんクレジットカードを解約してクレカなしのポイントカードに移行手続き中なので、仮カードしかないため未設定です。

ちなみに、Android 用のおサイフ/ポイントカード系アプリはほとんどが 3G 回線必須ではなく、Wi-Fi 経由のインターネット環境でも利用できるサービスになっていました。私は以前からこのあたりのサービスはキャリアが囲い込みのために利用するのではなく、回線とは切り離して市場競争に委ねるべし(それが結果的に市場拡大とユーザーの利便性に繋がる)と思っていたので歓迎ですが、個人的にも維持費を抑えるために acro では 3G 通信を切って Wi-Fi のみで使っているので、助かります(笑。

ともかく、これでようやく N-04A を退役させ、メイン端末の座を Xperia acro に譲ることができました。今まではおサイフ機能があるフィーチャーフォンは生活必需品で、スマートフォンはあくまで情報端末という位置づけでしたが、これでスマートフォンが名実ともに生活必需品になってしまいました。小型のハンドヘルドコンピュータが自分の財布代わり、というのはなんだか時代だなあ、とすら思います。

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